★身体の使い方がうまくなるメリット3

以前からおこなっている動き方の良し悪しを評価するために、体を動かしているときの自分自身の状態チェックが必要。

呼吸は止めていないか、浅くなっていないか。
顎の力は抜けているか、頬はゆるんでいるか。
舌に緊張は走っていないか目に力が入りすぎてはいないか。
首は上へ上へ伸びているか、肩が前に回り込んでいないか、顎は前に出ていないか。
胸に力が入っていないか、腰に力が入っていないか、足に力が入っていないか。
力みが入っているかどうかをつぶさにチェックしていきます。そしてあなたの行う動作の中に、ついつい無意識のうちに力みが入ってしまっていることを観察することができると思います。本来よい動きとは「軽々と小さなエネルギーの消費で最大限のパワーを発揮する」ような動きです。その状態に近づけていけば身体内部に無意識のうちにため込んでしまった筋膜の癒着やしこりの原因が減少していきそれだけでも大きな身体状況の好転が見込まれます。

ただし残念なことに最初の身体コンディションが思わしくない方の場合には、最大限身体の観察の重要性や気づきの大切さが理解できていなければ、上の身体のチェックをした時点をより解消させていこうという努力を独自にしていくことは難しいでしょう。その場合フェルデンクライスメソドなどの手助けが必要となります。そして動きを主にした気づきをえるボディワークを行う前に筋膜を解放するワークを受けておきますと気づきレベルが非常に深くスムースに進行していきます。

最後に僕自身ですが幼少のころはとてもひ弱でひょろひょろでしたし、病弱の一歩手前でした。歩くときには頭がぐらぐらぐらついてしまって操り人形みたいという風に言われてました。しかし、今現在では私の場合は整体などを他の人から受けることなく、立ち方や歩き方などや身体のより効率的な動かし方を追求していく上で、昔の状況から脱出できました。ただし時間がかかりました。あとトライアンドエラーで、自分の身体で最終的にその理論が正しいかどうか、納得して他の方に説明してもいいものかどうかをチェックしていきましたので非常な危険な状態を何度も味わいました。でも責任を持ったことを伝えたいのでという気持ちがくじけずに前進させられたのでしょう。そして同時にその研究レベルが向上するに従い身体状況もよりよくなっていくことを自ら理解できることを幸せに感じています。