個人的なこと★バレエダンサーのクライアント。1

私どものところへ以前アメリカで16年ほどプロバレエダンサーをしていた男性がこられています。
その方は現在は現役を退いているのですが、いまでも自己のバレエの技術が飛躍的に伸びられています。それには例えば私どものところへきて身体のブラッシュアップに余念がなかったり、よりご自身の理想に合うバレエの先生やまたは身体を使いこなすための先生を求め練習に励んでおります。
その姿を見ますと彼ほどのレベルであればどう考えても彼自身が先生と呼ばれるほどの技量を持ち、経験を持ち、情熱を持ち続けているのに、です。個人的にその彼の姿勢を見て私自身彼自身の純粋な研究心と飽くなき成長に胸が詰まる思いがします。きっと華やかなステージ上に立って喝采を受けることの素晴らしさを知っている彼には、また舞台に立つことができる何かを企てようとねらっているのかもしれません。
それにしてもすばらしいです。
特に私がセンセイだよ!っていうような偉ぶるところなど微塵もなく、いつも振る舞われているところに底知れぬ不気味なものを感じもします。紙袋に包まれたなかに生き物のようなものがサワサワっていうような音を立てて、いつかは大爆発するような感じを受けます。その音が鳴り響いたときには、彼の今までの貯えられた夢が、まるでスゥ〜っと現実に入り込んでしまわれることでしょう。

なんだかそれをみているとかなりうらやましく感じます。
僕自身、少しづつは身体の使い方を自分自身でブラッシュアップさせていく際に改善を遂げていますが、彼の変化は驚異的です。