軒先を貸して母屋が乗っ取られる話★-2

そうなりますとやっぱり門下のかわいい弟子にしか教えたくないって考えてしまう気持ち、よくわかります。
ちょっとイメージは離れるけど、テストのときあなたの答案がカンニングされてカンニングしたやつがもっといい点を取ったっていうと「おいおい、こらこらぁ」ってなりませんか?それにもましてカンニングされてあとでカンニングしたものに、「おまえはここがちがうんだよぉ」と言われればなおさらです。こんなことが実際にあります。
そして、ときとして軒先をかしたことにより母屋を乗っ取られて、その後の営業があきらかに下降線をたどることもあります。なきっつらに蜂状態。。。。
お互いに刺激しあえるライバル関係や協力関係が保たれていければ問題無いわけですが。

そうなりますとあまり詳しい手引書などを作成しすぎるのもなんだしなぁってう感じがしてきますよね。日本では特にそのようなことが往々にあるような情報が伝わってきます。それゆえときとして専門書レベルのものに関してもわざとポイントをずらしたり隠したりときとしてちょっと紛らわしい言葉づかいで身内にしかわからないようにしたりしてカバーすることもあります。(しかしこれでも昔に比べればまったく比べ物にならないほど多量な情報を明かしてくれています。)ちょうど人気ラーメン屋さんの秘伝のスープは社長だけしか知らないとかと同じ企業秘密ですね。

けっこう金銭が絡んでくると生臭い話になってしまい好きになれないですが、でもこれが施術やワーク等が一般に有効な場合でも広まることが少なくなる大きな要因の一つです。なんだか個人的には悲しくなる思いです。
どうすればよいのでしょうね。
どうすればクライアントのことを優先的に考えてのワークを提供できる最善の方法であるかにもどれるのでしょうか。おそらく僕達のの知らないすばらしいワークテクニックが数々目に触れないで消え去ることを感じ残念でなりません。