★ワークテクニック:以前と今★-1

私が施術を始めた当初は他の施術院などで働かせてもらっていた。
そのときにはちょうど整体師のような仕事でした。
しかしそのテクニックでは、明らかに私の身に付けた知識や判断力を総合しても対処不能なクライアントが多かった。確かに、当時仙腸関節の調整などのテクニックでかなり微細な調整までをもこなしていたことで、改善率はよかった。しかしクライアントはある一定期間をおいてまた来る率が60%前後。・・・ある意味大変クライアントと親しい状態となれてフレンドリーで楽しい会話がそこに生まれる。でも、それは私の本分ではないんです。

ここで持った問題定義。
「ワークをして、また来なければならないのはなにか身体を歪めるファクターがクリアされていない。それをクリアすることが早急に望まれることである」

より僕自身が納得できるようにしていくために様々な方面でのワークテクニックでの勉強をしていった。そしてこちらを自分で始めたときは筋膜を解放していくテクニックに強く興味を持ち、その可能性を感じて今までのテクニックを封印同然にして筋膜の解放テクニックをメインにしていこうと考えました。そして実行しました。
日本ではその書籍などは当時ほとんどなかった。ですので洋書が教材。お馬鹿な頭ではかなり苦労しました。
アメリカでは「Deep Tissue Massage」(深層部位の筋肉をアプローチするマッサージ)や「筋膜リリーステクニック」として、徐々に一般に認知されていったころだ。
その状況下でできる限りの情報を集め、より多くの臨床をつませて頂くべく、1年間身内や施術者仲間などの協力を得て様々な研究を続けていった。そしてある程度の情報が集まりそして実際にクライアントを受ける前には幾人もの無料モニターをワークしていき実績を上げた。レポートとしてその変化のモニターを証明できるように残した。クライアントにそのモニターレポートを書いて頂く、というシステムがもっとも僕自身の自己満足レポートではなくよいと考えていた。