フレームを感じてゆったりみつめる。★-2

過去の記憶が「いやだった!こわかった!」などの恐怖などのネガティブなイメージの断片として襲ってくるときには、ときとしてもうすでに過去のことは過ぎ去ってしまっているのだ、冷静に筋道を立てて過去を過去のものとして見詰める技術が必要になっていく。

そのネガティブな感情がともなったイメージなどをストーリーだててクールに見詰めるためには、イメージが浮かんだときにそのイメージには”フレーム:縁(ふち)”があることに注目するとよい。
ちょうどホラー映画をみていて恐怖を感じているときは、その映画の主人公や登場人物に自分がなってしまっている。「ひぇぇ〜。きゃぁぁ!」という悲鳴が上がるようなシーン。その息の止まりそうな連続。・・・でも、そのときにその映画には映像の映るスクリーンとその縁というフレームがあることを観察する。しばらくその映像スクリーンのフレームを見詰めつつ映像を見ていると、今まで登場人物で今現在その恐ろしい映画のなかの世界に迷い込んでいた自分が一歩引いたクールに客観視できている立場に立っている事に気付くだろう。

人生の中で、多くの嫌な体験や悲しい体験「部長にまた怒られた!得意先でミスして大変な事になった。恋人と別れた・・・」など、俗に言われるトラウマのような体験が自分の中に山積みになっている。それは現在にもときとして強い恐怖や悲しみを呼び起こし、多大なストレスを与え続けていく。ベトナム戦争帰還兵にも多く社会問題にもなっています。これって精神のみならず身体にいいわけがないのです。フラッシュバックしてでてきたイメージにフレームを発見するテクニックや極々客観的に筋道立ててみることなども必要なのだろう。

で、もっと難しい事は、より専門的なカウンセリングなどの手助けが必要となるのかもしれません。

とりあえずフラッシュバックの存在を知ることだけでも何かのたすけになることもあるかもしれませんよね。