自らの気づき・・・

本当は一番大切なのは、自分自身の体の声を聞くことが出来ることだと思う。

今、自分の姿勢は楽なのかつらいのかを認識することもそれにつながる。
なかなかその声を聞くことは難しい。
ワークをしている人、つまり体についての基礎知識があるものでも意外に難しいものだ。客観的に自分を直視することは。

しかしその声を聞き取ろうとしているかどうかは、その人の姿勢により左右される面がある。
できるだけその自分自身の体の中からでてくるメッセージに注意深く耳を傾けなければならない。きっとそのようなときに瞑想という、こころの波紋を静めて耳を澄ます時間が必要なのだろう。

なにも瞑想といっても、特別なことをするものでもない。
ぼーっと座っていてもなにもこころが静まらなくって、ということがある。
そんなときには自分の体の痛みや突っ張り感があるエリアに、やさしく語りかけて欲しい。
「なんでそんなに緊張しているんだい?」とかなんとか。
その答えが、なんだか知らず知らずのうちにそこに筋緊張をつくる習慣がみについているからだとか、だって姿勢が崩れているんだから骨で体が支えられないんでしょうがないんだよ、またはただのここは使いすぎて筋膜の癒着が出来ているからそれ以上育てないようにしてね!というメッセージだったり。さまざまな回答がある。

そのような回答を受け取りやすいようにいつも体に「それはどうしてなんだい?」とやさしく問いかける習慣をつけるといい。人は問いかけをすると、その問いについて回答を求めようとしてその問題を客観的に直視しやすくなるからだ。