合気道道場の見学にいってきました。
私は少しは、バイオメカニズムなどをもとに体の動き方をかじっていました。
ですので動きの重心移動や体の柔らかさなどの意味は、
概念的にわかっていました。
しかしながら私が見学させていただいた、
岡本剛三先生の合気道とはかなり趣が違うものです。
高弟の方々をみても痛感させられます。
技をかけるときに『先の先』『後の先』で、
相手を制するという考え方で常に相手を見とらえて先手を制することに
重きをおいている構えです。
一見相手が襲いかかり攻められているように見えても、
先生の体に触れた瞬間、相手の力が無力化されて攻守が逆転しています。
まずはしっかりと相手の手を受け止めること。
そしてそれに対しての準備ができていること。
その準備が出来ていれば恐れることはない、
攻撃が来るのは当たり前で、
それを受け止めて無力化してしまえば戦いは終わる。
岡本剛三先生の合気柔術は、
技の奥深さだけではなく、それ以上に先生の人間性の器が大きさがみえます。
多くの理知的な方が道場に通われています。
たとえば大学教授やお医者さま、高官などお仕事がとても多忙な方々も、
多数、足しげく通ってこられてます。(中学生の女の子もいました)
自然の理合にあったすばらしい体系として受け止め、
合気柔術を愛しておられるのでしょう。
それ以上に先生のお人柄が、
相手の攻撃を受け止めて無力化させる合気のようだからかも知れません。
とても暖かい先生です。
先生の人あたりのなかには、先生が追い求めた合気道のこころが、
きっとこめられているのだと感じます。
・・・道場に通われているみなさま、
お花見会のときの表情など青春してました。