ボディワイズのワークとりかかり

ボディチェックをしたとき、
どの筋肉がどれほど発達しているか、
その筋肉の柔軟性、量、しこりの入り込み方などを(注1)パーセンテージ
付けして定量的にチェックします。
そして一本一本の主要な筋肉の特徴をバラバラに分析理解していき
その筋と筋の係り受け状況(骨や関節との関連も含みます)を考慮し、
バラバラにした体のイメージを頭の中で再構成して判断します。
するとどういうような動きをしているのかの概略が読めます。

インナーマッスの利用量は?
アウターマッスルの柔軟量は?
体の重心をどこに置くことが多いか?
身体が前傾斜か後傾斜か中央か?
関節のつまりによる、運動制限はないか?
脊椎の連動は?
呼吸力は? etc..

それらを理解していくうちに、
どのように筋肉を理想的なバランスに再生していけばよいか、
見当がついてきます。
あとは地道に、その当初の自分の頭の中のイメージに近づけるよう、
筋膜マッサージや関節技で筋肉のリプロダクトをしていきます。
・・・ほんとうに地味な作業です。

ワークを一度でもさせていただければ、
その方の体の中に潜在しているパワーが、
どのような状況にあるかを理解するよう努めています。
イメージできるようにトレーニングしているのです。
そして同時にそのイメージがより高尚になれば、
私のワークスキルも飛躍できるのでしょう。
・・・その繰り返しです。

(注1)
数値データ化するシステムまでは確立できていませんが、
脳裏で柔軟性が最高の筋と比較して、どれくらいの硬化度があるか推し量ります。
「大腿直筋の右:60%硬化 左:40%硬化」
本来は筋硬度計で調べるとよい作業だと