関節面が大きな関節っていくつかあります。
足首や膝、股関節、肩関節などはイメージしやすいでしょう。
それ以外にも骨盤関係の仙腸関節・腰仙関節、恥骨結合など。
要解剖書チェックです!!
そしてそれらの大きな関節がしっかりとかみ合っているかどうか、とても重要。
他の関節ももちろん大切ですが、とりわけ全身に渡っての影響が大きいのです。
上記の大きな関節のはまり具合が良いかどうかというのは、
家を建てる際に支柱などの骨組みをしっかりと釘うちしてあるかどうかというたぐいの問題。(←解剖学に精通された方にはこのたとえは適切じゃないのはわかるはずですが、いまちょっとよい例えがうかばないもので・・・)
もし釘うちされていなくってぐらつくようでは、構造体として不安定極まりないです。
またはときとして間違ったところを釘うちされているようなところもあります。
ですが、実はその大きな関節周りにはすでに大きなしこりが出来上がってしまい、
自由に関節を動かすことを妨げる構造体になってしまっていることがあります。
・・・といいますか、大なり小なりそのしこりは着いてしまっていて、
身体の動きを制限させてしまい、その方の個性的な動きを形成します。
動きの制限と現在の自分の動きの個性が一致しているところがある、
そうきくとぴんとこない方もおられるでしょう。
でもとりあえず大きな関節の周囲の筋肉群のしこりを解放していき、
本来動けるだけの関節の可動域が確保でき、
同時にその可動域をしっかり使うように意識できるよう簡単なトレーニングをするだけで、
動きの質が違ってきます。
動きがスムースになり流れが生まれます。
そして集中力が生じます。
そのときに動きが理想に近づけば近づくほどエネルギー効率がよくなります。
つまり最小限のエネルギーを消費すれば、今まででは思いもよらないほどの
大きな仕事ができるようになります。
スポーツや技芸をなさっている方々の、
動きの質を向上させるきっかけになります。
それに腰痛や首や肩こりなどの、ある特定部位の筋肉を恒常的に酷使する方は、
要チェックです。
腰痛になられる方は、かなりの確立で腰仙関節がくっつきすぎてますから。