僕のボディワークのポイント

ボディワークをしていくにあたって、
必要なセンスがいくつかあります。

ひとつは分析力。
現状がどのようであるかを把握していき、
たとえばその筋肉の緊張のパターンの原因を調べていくこと。
そしてそこには過去に勉強してきた書籍や講座などからの知識を
総動員して回答を求めようとします。

そしてその分析力以上に大切なのが、観察力。
なにも考えずに、分析するわけでもなく、
ただ観察して感じ取るのです。
意外に思われるかもしれませんが、
分析して得られた回答も、この感じ取る力がなければ、
スマートに自分の体をコントロールしてクライアントにアプローチできません。

思うに、パターン化した分析的な見方しか日頃できない。
その狭小な見方を払拭することが「ただ観察して感じ取る」なかにあるのでしょう。

テニスを教えるとき、よいテニスプレーヤーのサーブを100回ただ見せて、
目に焼き付けさせます。
すると分析して、「サーブをするときのここがポイントで〜」と説明する以上に、
よく打てます。
そして打つときに一工夫ですが、考えながら打たないようにするために、
軽く自らに掛け声をかけるんです。
ボールを空中に投げるときに「ワン」。
インパクトの寸前に「ツー」。
そうするとよりクォリティの高い、
モデルのプレイヤーに自然に近づきます。

ちなみに僕は昔ビデオの編集機をフル動員して、
そのテープを作りました。
もうマザーテープがわかめ状に伸びきるくらいハードな編集。
今でしたらパソコンで簡単にビデオ編集できます。
そうなれば理想的な体の使い方ができているモデル映像を、
何千回でも繰り返し画像の劣化も気にせず見ることができます。

そしてこの「感じるエクササイズ」は、
他の技芸の匠の技を受け入れる基礎をもスムースに受け取ることができます。

これぞまさしく「見習う」ですね。