ボディワークのやり方をレクチャーするとき (3)

四つに、
それに身体能力や身体感覚の鋭さ。
その温度が教える側と教わる側が同じでしたら、
けっこうしみ入るように入っていくんです。
教わる側の改善すべきポイントですね。

そればかりは地道に鍛えていくしかないですし、
そこがベースになってワーカーのワークが成り立っている。
・・・ようなワークテクニックを駆使するのが私流なので。

もちろんワークテクニックの基礎知識は必要です。
ですがその基礎知識以上に身体感覚の方がワーカーとしては、
必要です。
それゆえに以前プロ級でサッカーをされている方などは、
柔らかく体のラインの左右のゆがみもないおかげで、
私が何を今いいたかったのか、それがわかっていただけます。

そこの部分を理解できるようにすることがきっと至難の業でしょう。
ただ、本当に不思議と感じるほどすばらしいボディワークを
されている方のところで修行されている方は、
格段にレベルが高くなるスピードが早いです。

どんな技も、それを使う人によって活きたり死んだりするといわれます。

あとはその方のワークをしてきたバックグラウンドと、
私のバックグラウンドの共通項でしょうか。
それが多ければ入りやすいです。<余談>
同様に私が他の方のワークテクニックをを学ぶときには、
そのワークテクニック自体を最初に見て回るより、
それを開発した方の背景がわかるような文献を読むように努めます。
それを理解してからの方が、バックグラウンドのすり寄せを
少しずつでもしていくことが可能となり、
そのワークテクニックの特性が見えてきます。
そんなとき「へぇ〜、どんなワークテクニックもやはり人が作ったもので、
すごく人間臭いもんで、いいんだよなぁ」とうれしくなります。
おそらくなんですが、きっとワークテクニックのスキルのみを、
抽出していくだけでもかなりの情報量があるように思いますが、
ワークテクニックの開発者の概要でも人となりでも、
わずか数行の作った方の生い立ち経歴のコメントでも、
わかるとその作った方のフィールドがみえてくるように感じます。
少しでも同じフィールドにたって、見つめてみることができれば、
ワークテクニック開発者の開発当時の驚きや喜びが感じ取れるし。
ワークテクニックを身につけていくためのきっかけを深めたいですよね。

そんなことをワーカー同士話すとき、あるんですよね。