ボディワークのやり方をレクチャーするとき (1)

知り合いのワークに興味のある方に、
私のワークテクニックをお教えすることがあります。

同業者の方もおられますし、一般の方である場合も。

もちろん一般の方の場合は、
安全を考えて後で事故など起こらないようにします。
どこのだれに行い事前にどのようなことをしてはまずいか、
またどのようなことをすれば効果的かなどをチェックしてお伝えします。
あとで責任問題に発展すると互いのためになりませんし、
それは僕の望んでいるところではないですし。

同様に同業者の方にも伝えることがあります。
そのさいに驚かれることがあります。
「えっ、そんな大切なところまでも教えていただいていいんですか」と、
おっしゃられることがあります。
僕自身が考えて、より効果が上がるようにアレンジしたテクニックを、
ひょいひょいと伝えるからでしょう。
そしてその同業者の方ももちろん経験者なのですから、
基礎的なクライアントの身体の変化量の差異を理解することができます。
だから、そんな大切な秘密のことまで・・・という、
そのような言葉が出るのでしょう。

私の目の前で指示されてその方が行うと、
意外に容易にできます。
一見するとそんなに難しいことをしているようには思えないものでしょうから。
でも、ご自宅に戻られてやってみる、そして数カ月後お会いしてその技を拝見する。
すると「そのときはできていたんですが、不思議と後でやるとできなくなって」といわれることがあります。
またはそうおっしゃられなくともずいぶんと技が変形していたり、
意図が見えないものになっていたり。