ジェームス・アレンの『憂鬱』考

ジェームス・アレンは1902年に[as a man thinketh]などの本を出版した方です。
現在は和訳されています。
その彼の本から気になるところを一つ引用させていただきます。

『もしあなたが自分の肉体を完璧な状態にしたいのなら、自分の心を守ることだ。肉体を再生したいのなら、心を美しくすることだ。
悪意、羨望、落胆、失墜に満ちた思考は、肉体から健康と美しさを略奪する。憂鬱な顔は偶然の産物ではない。それは憂鬱になる心によって造られる。醜い皺は、愚かな思考、理性を欠いた思考、高慢な思考によって刻まれる。
私は、少女のような輝きと純真さに満ちた顔を持つ、96歳の女性を知っている。私はまた、ひどく老け込んだが意見を持つ、とても若い男性も知っている。方ややさしく明るい心の結果であり、方や、理性を欠いた思考といらだちの結果である。
あなたの住居を明るく快適なものとするためには、そこを空気と日の光で満たさねばならない。
同様に、強い肉体と、明るく穏やかで幸せな顔つきは、喜びと善意と穏やかさで心が十分に満たされることによってのみ造られる。』

(「考えるヒント 生きるヒント」著者:ジェームス・アレン、訳:坂本貢一、ごま書房)

思考と体の相関関係を印象的に語ってます。
思考の善用は、肉体へと波及しつづけています。
少し気を休められるとき、質問してみるとよいでしょう。

「強い肉体を持ち、明るく穏やかで幸せな顔つきになるために、
今私は心に栄養を十分与えているでしょうか?」

あなたの心は必要十分な栄養量を知っています。
そしてなにが栄養があるかも知っているでしょう。
質問に「Yes!」と即答できないときには、
心に栄養を与えてください。

肉体にもそれは効きますから。