頭蓋仙骨治療(=クラニオサクラルテラピー)について

頭蓋仙骨治療の問い合わせをいただいた。

頭蓋骨と仙骨をメインに調整するテクニック。

【 蓋骨 】
頭蓋骨には、側頭骨、頭頂骨、蝶形骨などその他いくつもの骨々で構成されている。
それらのパーツが、頭部はギザギザした関節状部分により縫合されていて、
一つの頭蓋骨になっている。
顎関節は関節形状は、とても特異な関節だ。

仙骨
仙骨は骨盤の後ろ側にある三角形の骨。
一枚板骨に見える。
だが仙骨はいくつもの骨が背骨のように椎骨状に連なる形状。
仙椎というパーツごとに分かれる。
児童の時はこの仙骨は柔らかく動きが目立つ。
年齢と共に仙椎は癒合していく。動きが少なくなる。

そして以前は仙骨も頭蓋骨も、不動関節と思われていたそうだ。
不動関節とは、関節はあるが、手首や膝や肘などのように、
大きな関節の動きがないので可動する関節としては観られないものをいう。
だが実際には脳外科の手術中その頭蓋骨の動きが観察される。
そして仙骨にも動きが観察できる。
頭蓋仙骨治療を創始したDrアプレジャーはそういう。

呼吸のリズムに従って頭蓋骨や仙骨は動いているという。

だがその頭蓋骨や仙骨は目に見えるほど大きな動きが観測されるような部位ではない。
知識と経験がなければ頭蓋骨と仙骨の動きが正常にあるかどうか判断しにくい。
もし正常であれば頭蓋骨には吸気で顔や頭は横に広がり、呼気で横が狭くなる。
といっても訓練を積まなければその動きを関知するのは難しい。
だが脳内で頭蓋骨が動くと概念を受け入れられたとき、
「あぁ!!動いてる」と声をあげたくなるほど感動。

頭部のギザギザしたひびが入ったように見える縫合部分が、動きを抑止された状態のとき。
脳脊髄液という脳の硬膜とくも膜の間を流れている透明な液体が頭部で滞る。
脳脊髄液は、頭蓋骨の開閉の力を借り、そのポンプ運度で脳から胴体などへ送り出される仕組み。
それは脊髄神経などの大切な神経へ送られる栄養源となる。
そして仙骨の方まで流れ着き送り届けられる。
それが滞ればどうなるか。
不定愁訴などの不快感が出てくることもある。
それだけではない。

その流れを取り戻すテクニックが頭蓋仙骨治療。
呼吸反射が楽になり神経が正常になる。
それにより自然治癒力を回復。
精神的な面でのメリットも。

頭蓋仙骨治療は、強力な『サブ』テクニックです。