ワークレクチャーの際。
ワークの全容を知りたいとのリクエスト。
簡単に言えば、ワークのテクニックをぶつ切りで、こういうのがあってああいうのがあって、
という教えよりも、ワークのテクニックのつなぎ方を見たいという事。
テクニックも連携により、作用を助け合いもすれば殺し合いもする。
助け合いの連携パターンを参考にしたいということだ。
これは後でワーク連携が悪かったところを指摘してくれることも期待できる。
そうなればうれしいのだが、脳裏には・・・。
『 これは難しいリクエストだ 』と浮かんだ。
でもぜひにという事でワークの最初から最後まで観てもらった。
時間にして、だいたい4時間40分。
ワークを受けている方は、受ける事で学ぼうとされていたが、じき就寝。
見学している方も、途中で飽きた。
見放された感じ。
『 やはりこうなったか! 』
だが最近通しでワークを行うチャンスがなかったので、続けてみた。
僕の頭の中には、「このレベルまでは解放したい」というハードルが設定されていたからだ。
そのワークには新たなテクニックも取り入れた。
自分としてはハードルを高めに設定し目標レベルまで達せられたと思う。
それに5時間弱、まったく集中力途切れなかった。これもよかった。
見学された方が最後に「ちゃんと観ておけばよかった・・・」と、
ワークを受けた方の身体を触れた瞬間にうなってくれた。
腕が落ちてなかったという自信がもてた。
だが久々の長時間ワークで、僕の身体がぼろぼろ。かなり悲惨。
ワークから離れてワーカーの持つ筋が細くなったのだ。
これを建て直していく事は、一筋縄ではいかないと思った。
普通の人ならすぐ音を上げる姿勢をワーカーは長時間キープし続ける。
ボディバランスをコントロールし続け、けっこう力仕事でもある。
神経を研ぎ澄ます。頭の中では現状把握と計算がうなるようにぐるぐるしてる。
疲労するのは道理であろう。
だが、対応力を持たねば、ほめられた話じゃない。
とりあえず基礎に戻って、伸筋トレーニングメニューをこなしていこう。
また、新しいテクニックをする際に、ワーカーの身体に響かないやり方をもっと考えなければ。
ワークを遠のくと、ここが一番見落としがちになる事を肝に銘じられた。
これからも修行が続きますね。