『ワーク知識』から『技』へのブレークスルーへ

ボディワーク関係の書籍は、かなり多く出版されている。
専門書店の「谷口書店」「医道の日本」などの専門書店に行けば、
すぐに手に入る。
また池袋のジュンク堂では、デスクと椅子付きで長時間参照してもOKだ。(ノート類で書き写す事は厳禁)
学ぶメディアは書籍だけでなくビデオもあり、よりわかりやすくなってきている。

【『知識』から『技』へ】
[Step1:知識なし]->[step2:知識あり]->[step3:技化]->[step4:技の応用化]

「知識がなかった状態」から大きな飛躍を遂げる。
都立図書館では、オステオパシーの書籍等多く所蔵している。
誰もが知識を獲得できる。

だが知識から技への転化が、難しい。
(注:ワークテクニックの種類により大きな開きがあるが、僕の目指すものに限っていうと)
それに書籍だけでは知り得る事ができない、行間に隠れた知識を、読む側が理解できねばならない。
読むものの力が試される。
行間を読み取れるほどそのジャンルの基礎知識を熟知しなければ、
書かれている表面しか見えてこない。
専門書は文筆家が書いた書籍ではない。
なおさら行間を読み取れ!という傾向が強い。

文章データとして、データベース化することは問題なくできる。
だが、そこで歩みをとどめてしまってはならない。

次のステップに進むため『技』として身につけなければ役に立たない。
知識自体は、広く世の中に交付されているが利用できなければ、利益はない。

他の方からワークテクニックを教えてもらうとき、
自分の知識になるか技に直結するものか、分けてとらえる。
相手が説明している言葉と言葉の間の行間がイメージできるとき、
技としてすぐ吸収し再現できます。

書籍などの解説の行間がわかるように、広く多くのものを学ぶ必要があります。
同時に自分の身体能力を向上させる事が『技』を身につけるための基礎課題です。
自分の身体をよく知らなければ技を身につける事が難しいと思います。

我が身を実験台にした研究によって得るものが大きい。
ストイックになりますよ。

例でいえば太極拳の稽古をするために、
太極拳の解説本を入手した状態。
この本を手に入れたと同時に太極拳をマスターできた事にはならない。
その太極拳の技を身につけるトレーニングが欠かせないのだ。
レーニング時の、試行錯誤した経験が実になる。
ワークテクニックもそういうものだと思います。