身体を改善していくプロセス管理

[ プロセス管理主義<->結果主義 ]

結果主義は、結果がすべて。
その結果が出るまでは成果を勝ち得た事とはならない。
結果が出るまでは、認められる事はない。
評価はずっと先だ。

プロセス管理主義は、結果を得るための段階を設け、一つずつ解決して進んでいく。
一つの段階がクリアできれば、それは成果であり誇れる。
それが重なり合い、結果が出るかどうかだけが重視されない。

プロセス管理過程では、モチベーションを持ち続けやすい。

身体の改善は、結果主義になじまない。
理由。

(1)身体を改善するためには、身体を利用するためのスキルを学ばねばならない。
それには時間がかかる。

(2)ボディワイズでワークを受けていく際、すでに体内にできたしこりなどの量が多量の場合。
そのしこりや不具合を減じる処置をまずしておくこと。
身体改善プロセスを、スムースにしてくれる。
この過程がない場合、身体改善に対しての強い精神力と動機がない限り、
途中で挫折するケースが多い。
身体のしこりや不具合が改善されていく事は、
身体を改善する過程の一つのプロセスだ、という意識がある。

ボディワイズの存在意義は、ワークを受けている期間、
身体改善プロセスを他のものの目で提示され、進んでいけるところにある。

『いい感じに進んでますね!』
『何か無理しましたね。思い当たるところありませんか?』
『歩き方の練習。どうですか?』
『なかなか立ち方、うまくなりましたね!!』
etc...

そんな言葉をかける。チェックが入る。
そして歩き方や立ち方の補習。靴のセレクトに対してのアドバイス等。
不思議と他のものからの意見は、良くいわれたい。
人情である。^^1
だから頑張れる。これが大きいんですね。
(いくつかのステップが配置されている。
常にそのステップも改良し手を加えられる。
クライアントがやりやすくなるように。)

そしてワーク最終回。

『おめでとう。これでワーク卒業です。これからも身体の使い方、頑張ってくださいね』

その言葉で締めくくられる。

自分の身体を自分で管理する『オーナーシップ』意識。
その維持促進は、並大抵ではない。
よく解る。
僕もそう。
プロセス管理をするシステムが自分に合う形で提供されていないからだろう。
長い道のり途中、孤独にならずに進んでいけるといいですね。