女性のボディワーカーとのお話で・・・(体力消耗問題)

フェイシャルと全身アロママッサージをされている女性の知人がいます。
いつもとても若々しい素敵な方です。

先日お目にかかったとき、身体全体のバランスを崩しておられました。
彼女自身も数カ月前の調子のよい状態から、急下降したという自覚がありました。
体力的につらくなり過ぎると、この先どうなるのだろうという恐怖感が襲います。

お話をしているうちに彼女の口から・・・

「マッサージをさていただくことに喜びを感じる。だが体力が持たない。。。」

という悩みがあることを知りました。
その気持ち解ります。

ワーク時は体を前傾させてお客様に覆いかぶさるようなスタイルで、
踏ん張りながらマッサージをすることも多い。
お客様の頭や脚部を持ち上げたりするとき、
力を入れてマッサージをするときも力も必要です。
汗だくになりながら頑張ることもよくあります。
責任感が安全を気づかい、サービス精神が旺盛であれば神経を使います。
その緊張状態に身を置くと、疲労度が格段に増します。

一日の後半は、体力の消耗戦になります。
長年やっておればその消耗させるペースを絶妙に配分できますが、
その計算は難しいものですから。

それに関して僕も同様です。
元来文系で非力です。
それをカバーするために、
「体力をつけること」を選ばずに「機能的に体を使うこと」を選択しました。
機能的な体の使い方をすれば体力はひとりでにつくという仮説を持っています。
理論上はそうですが、体感しなければ人に伝えるときに説得力を持ちません。
それによりどうにか体力消耗ペースをコントロールしやすくなった感じ。
ですが新たなより優れたワークテクニックを見つけ、
それを習得する移行期には体がぼろぼろになっていくのが解ります。
それを頻繁に繰り返しています。
都合上、彼女と同じ悩みを抱えます。

ただリアルタイムにワークをすることで、お客様の体が変わっていき、
そして喜んで頂けることも体験できます。
お客様と対面できるから感じられる喜びです。

それらを天秤にかけ、どちらが勝るかが、
この仕事を続けていけるかどうかの分かれ目でしょう。

体力消耗戦に勝ち抜いて頑張っていただけることを願っています。