の並び順を大切にしよう!

気功や太極拳を習い、<気>の思想に思いを馳せる。

『万物創世の元が<気>』といわれても体感できない。<気>と似たものとして電気や空気などの物質とそれを置き換えて考える。
強引だが、観察を容易にしてくれる。
思考を深めるにはほどよい道具だ。
少しだけ皮膚感覚に近づいて感じる。

物質の三体は、気体・液体・固体。
順に振動エネルギーが減退する。

人体の三体を考える。
気体をとりあえず神経系統内を流れる電気とする。【情報伝達の役割】
液体を血液やリンパ液などの体液たち。【流動性をもつ】
固体を筋肉や骨。

単純に物質の三体の通りならば、
情報伝達網と制御処理能力を有する神経系統内に流れる「電気」が、
非常に高い振動エネルギーを持つことになる。
次点が体液で、ラストが筋や骨などの並びだ。

固体や液体は肉体を構成しハード面を支える。
だが、それだけでは動きはしない。
そこに動きを作り出す情報、命令が必要だろう。
気(=電気的刺激)で、外部情報を得たものを処理し判断を下す。
制御信号を肉体に送信する。

まずはこの信号ありき!!
これがなければ肉体は死す。
自律神経系や運動神経系統へ命令が途絶えれば動かなくなる。
最重要だ。

■気の動きを真摯に受け止めて利用する。

繊細に気を配ることで、運動神経系統の動きを制御する質が変容する。
気を配るときにすばらしい良質な電気的エネルギーが、筋へ流れる。
筋へハイレベルなエネルギーが流れ、充電していく感じがする。
実際は血流集中作用のためだとは思うんですが、
太極拳レーニング中などでは、そう体感する。
肉体をかなり動かしても運動疲労を感じるよりも、
エネルギーが充電されていく感覚がある。
不思議な高揚感が生じる。

人体の電気的なエネルギーの生成量を計ることはできる。
おそらく気を配った細やかな運動を心がければ、
肉体はそれに応えて調子がよくなる。

逆に細やかに肉体を制御するように運動神経系へ命令を出せなければ、
肉体へ電気エネルギーが流れる量は減少する。
それは高いエネルギーが上流にあるのに、下流までそれを流せないようなものだ。

体のみに注意をはらうことは効率的ではない。
その上流にあるものを意識しながらにするといいのではと思う。

体を動かす際に質を良くするためには、
電気的な情報量を増やしてあげるためにはどうしようと計算すると良いのでしょう。