脳は手厚い保護を受けます+頭蓋仙骨治療

飲んだばかりの新鮮な水は数秒とたたないうちに脳に到達します。
脳は最優先で水分が補給されます。
毒性物質や有害なウィルスの侵入にはもっとも強く守られています。

頭部のストレスを低減させるために、
頭蓋仙骨治療のテクニックを使うとき。
とても静かな力で頭部をホールドしたり、
呼吸+αのリズムをみて頭蓋骨の一部(例えば側頭骨や頭頂骨、後頭骨etc..)を、
手が触れられているくらいの圧を使い正しい方向にリードします。
安全性で繊細な手技です。

受けている方は、そう疲れていなくても寝入ってしまったり、
逆に何をしてるのか理解不能で疑心暗鬼になります。
後者は趣旨は異なるがカウンターストレインに代えます。

頭蓋仙骨治療は非常に深いリラックス効果が期待できます。
それは頭部に停滞した脳脊髄液を正常に流せるようになり、
脳に対しての圧迫が減少する作用も一役を担います。

脳脊髄液は、くも膜と硬膜の間にあります。
脳脊髄液で頭部の内奥に脳を浮かべておく役割があります。

水溶液の入ったビンに脳という臓器が浮かんでいるイメージ・・・かも。
フロート感があるもののようです。
(水溶液がなければ、ビン底で接触が強い部分から血行が悪化し朽ちます)
で、たまたまビンの中に入れる水溶液の量が多くなると、
脳が圧迫された分、脳内の血管が圧迫され血行は悪化。
それを水抜きしてくれてくれる作用が、
頭蓋仙骨治療にあるそうです。

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ワークしていても軽く頭蓋骨の動きや血流などを感じ取っているだけで、
中に何が起きているのか概念でしかつかめません。
筋膜の癒着をリリースするときとは手応えもずいぶん違うテクニックです。

最近、頭蓋仙骨治療をあまりしなくなりました。
他のワークテクニックを実技することに時間をかけ、
頭蓋仙骨治療の各ステップをひとつずつおこなう時間が避けなくなったからです。
お客様のお体の必要性として、まずはここの筋肉を解放する事が先で、
としていると全身から解放すべきポイントを見つけ出してしまうので。
頭蓋仙骨治療には60分〜90分は必要。
その時間も筋肉のしこりを解放する方が優先順位が高いだろう、
と考えてそうすることが多かった。

どの段で頭蓋仙骨治療をしたほうが有利になるか見極める事が難しい。
判断基準が心身ストレスが大きい方には早めに頭蓋仙骨治療をすべき、
くらいしか見当たらなくなっており、あやふやになっていた。
研究せねば。