同じ姿勢や動作を避ける/先人の知恵

同じ姿勢や動作を避ける
『長い時間歩いたり、長く座り続けたり、立ったり、横になったり、語り続けるのは良くありません。
これは長時間、同じ動きをすると気が減るからです。
また長い期間、安楽に過ごすと気がふさがって循環しなくなる。
減るのもふさがるのも身体によくないのです』

先人の知恵
『昔の賢人は、歌を唄ったり手足を大きく動かして踊ることで、
心を和らげ身体を動かし、程よい運動をしていた。
気を循環させて健康を保っていたわけで、理にかなった養生法だったのです』

身体はいつも動かしておく
『人間の心はいつも平静でいなければなりません。
それに対して、身体はいつも動いているのがいいのです。
一日中座っていると、病気にかかりやすくなります。
長く立ち続けたり、長時間歩いたりするより、
長時間寝ていたり座りっぱなしのほうがずっと害になるのです。』

この言葉は貝原益軒著:養生訓の一節。

今日の労働事情では、
デスクワークや外回りで日々疲れ果ててしまう方が多くなっています。
現代のライフスタイルを貝原先生が知ればどう思うでしょう?
江戸時代以上の激務だとおっしゃっていただけると思います。

だからこそ自衛手段が必要です。
身体の気を循環させ健康をキープできるよう、
自分の体をいたわる習慣を身につけましょう。
身体を程よく動かしてみると、少しだけ汗がにじんだころには、
カラダもココロも蘇りますよね。

僕も最近デスクワークが多くて、
同じ姿勢を長時間続けています。
きりのよいところで腰を上げるように注意します。