一流になる!ためのポイントとは。

一流になる!(小浦武志著/総合法令出版/\1500)
という本を読んでみました。

スポーツ界で、一流になるためにはどうすればよいか、というコンセプト。
『指導者としての一流』と『選手としての一流』。

『指導者としての一流』のポイント
(1) いつも的確な状況判断
(2) 本質にピントが合わせられる
(3) 愛情と自身に満ちている
(4) 選手のいいところを見つめる
(5) 未来予想ができる
(6) 創造性が豊か
(7) 人の意見を聞くことができる

『選手としての一流』のポイント
(1) いつもリラックス
(2) いつも最適集中する
(3) 喜びの感情に満ちあふれる
(4) プラス思考で物事をとらえる
(5) 目標に向かってひた走る
(6) 最高のイメージが湧く
(7) 人とコミュニケーションが取れる

なるほど〜。
とても含蓄のあるキーワードです。

一流の選手であるためには、
運動能力を向上させればいいというだけではない。
プレッシャーに打ち勝たなければならない、
短所や嫌なことと感じる感情を打ち負かすトレーニングも大切。

普段口にしている口癖も、自分をつくる。
無意識のうちにその口癖も選択している。
よい考え方を選択すれば、選手として強くなるのだろう。
選手として指導者(コーチ)として、
一流になるためのポイントを押さえた行動様式を選択してみるのもよいだろう。

ですがこの本では指導者と選手、両者の一流を取り上げていますが、
一流の選手ほど一流の指導者を求めます。
その両者が一体となって、
磐石な一流という基盤を築くのでしょう。
実際に多くの選手がすばらしい指導者のもとで、
より自己の能力を伸ばしています。
その例は枚挙に暇がありません。

一流の選手は目標を叶えてバーンアウトする気分になるそうですが、
そのようなことも本質を見据え未来を予測する指導者によって乗り越えていき、
より高見に登っていきます。

あとよい選手がよい指導者に必ずしもなれるわけではない、
というのを納得しました。
分けて考えれば、ずいぶんと異なるスタンスですよね。