画期的なシューズの紹介:アースシューズ--(2)

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ちなみにボクがこのようなシューズのコンセプトに似たインソールを過去試作したのは、
ストレッチボードというボードがきっかけ。
ストレッチボードにはつま先が上に上がるようにしてあるボードに乗り、
アキレス腱を伸ばす機能があります。
ミルキンアクションを活発化し、
かかとから息を吸うことを助けるという目論見があります。

中国では、
「かかとで息を吸うのは大人、つまさきで息をするのは小人」
というような表現を用います。
かかとで立てている状態とは、自然に呼吸が深くできる状態です。
思索を深め思慮深く行動できるようになることを言い表しています。
逆につま先で、前けい骨筋をぱんぱんに張らせる立ち方は、
呼吸を浅くします。
(立つ能力が身についていない方がハイヒールを履くと自然にこの状態になります)

ストレッチボードで練習しているときに
かかとで息ができる状態になりやすいことを体感しました。
それを靴に取り入れれば外出中常にこの心地よい状態をキープできるのでは、
そう考えてインソールを試作し実験しました。

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[実際にわかったこと]
それに立ったときにひざがまっすぐに伸びます。
ひざ関節が適切にジョイントするのです。
するとふとももの前側が前や横へと出っ張らない。
美脚に変わるのです。

そしてひざが伸びるとき、腰部のそりが減少し腰が伸びます。
それは腰痛防止に大きな効果を生みます。
腰の筋肉に余計な負荷をかけずに、
腰椎を適切な生理的な湾曲保った範囲内で垂直に並べてくれるのです。
骨で上半身が支えられる。
それはウエストが細くなることを意味しています。

いつかこの型のインソールを自作販売できないかと考えたくなる出来でした。

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ソルボのインソールパーツを用いて、
自分なりに工夫をしてみたのです。
いくつかの立ったり歩いたりする際のノウハウを入れたので、
それなりに気に入ったものができました。
その制作はとても楽しい作業でしたが、
なかなか自作した靴を外で履くには体裁の悪い形になりました。

そんなおり僕が考えるようなことは、
事前に誰かがやっているのですね。
世の中はよくできていらっしゃる。

アースシューズは、外見的なデザインも悪くありません。
2枚のインソールで調整し、
クッション性も大変よい。
はるかに自作したインソールよりかは優れたもの。

興味をもった方はアースシューズを試してみるとよいでしょう。