頚椎の強圧のリスク--(2)

外圧をかける場合、リスクがゼロとはいいきれません。
(慎重な先生は安全性確保に余念ありませんから、
不用意なまでに恐怖心を持つことも実利がないことですので)

頚椎にずれが生じるほどの首周辺の筋硬化があり、
そのしこりで頭を支えていこうとしているのです。
不用意にそのしこりを抜くと「つっかえ棒」が消えてしまい、
頭という重い質量のある物体が倒れてきます。
するとしこりが取られたところやその周辺を急激に固めて、
しこりをまた作ろうとします。
そのときの苦しさが強く、
精神的になえるほどです。

既にダメージが強くみられるとき、
反応がでやすい場所はいくつかあります。
頚椎はその筆頭です。

安全な解放の仕方を選択してほしい場所です。
結果、ワーク回数は増えるかもしれません。
経済的なご負担をおかけして申し訳ありません。
大切な体ですから安全に解きたいのでご協力お願いします。
そのような気持ちをつたえることあります。

ちなみにオステオパシーの手技のひとつ、
カウンターストレインで頚椎部分をリリースするときには、
強圧を使わずに解けます。
後に後頭部に血液が流れが減少することで、
強く気分が悪くなることはとても起こりづらい。
ワーク回数は多く見積もっていただくことになりますが、
リリースのときの痛みもなく、
ねむ〜くなって寝てしまうほど快適です。