『ホームページ信用度』と『人的信用度』

ホームページにも弱点があります。

信用を得るための三つの要因と重要度

認知心理学でプレゼンテーションを企画する実験の結果。
プレゼンターのどこにあなたの注意が向きましたか?
その回答は次のように。

言葉---7%
声----38%
視覚--55%

プレゼンターの「言葉」に注意を向けられたのはわずか7%。
プレゼンターの「声・視覚」では93%。圧倒的です。

ここから推測すると、
この回答者は、プレゼンターの言葉(=コンテンツ内容)に関心が向く以前に、
プレゼンターの声や視覚(見栄え)などの人的信頼度に意識が集中した。
ということです。

言葉の内容は二の次というのは極論ですが、
プレゼンターの人間性を気に入るかどうか、
その人から誠意が伝わってくるかどうか、
そのようなことのほうが重要だったということです。

コンテンツ内容を必死に考え抜いても、
プレゼンで他社に持っていかれるのです。
内容が同程度であれば、
その話者、プレゼンターの人的信頼度が高いものを選ぶのです。
信頼できる人の言葉は素直に受け入れやすくなります。
印象に残りますし、その人のいうことに賛同したくなる。
結果、その人のプランを選びます。
人的信用性が行動を起こさせたのです。

ホームページには、多くのコンテンツが有益な知識を伝えてくれる半面、
ホームページで伝えにくい部分もあります。
ホームページは有能な営業マンです。

しかしそこには人的信用度が薄くなり、対話がもてません。
もちろんメールや掲示板でもコミュニケーションできます。
それも有益な双方向のコミュニケーションだと思います。

ですがそこには先ほどお話いたしました、
声という耳から入ってくる感触、
視覚という目から入ってくる相手の一挙手一投足がありません。

対人関係を敬遠しがちな傾向が強い都会では、
ソフトコミュニケーションとしてネットのような顔をあわせない
商取引のほうが気軽に利用できて好評と聞きます。

ですが実は歩き方や立ち方のカウンセリングをするとき、
指導をするときなどではホームページの力は驚くほど薄くなります。

実際に手本になる人の動きを見て、姿勢を観察すること、
人となりに触れてみること、
その上で得られたその講師の人的信用の影響が大きいのです。

講師を前にした講座体験、それはHPを凌駕します。
ボディワークならば実際に受けられれば幸いです。