近所のおばあさんのこと

癌の症状が進んでしまった一人暮らしのおばあさんがおります。

つらい抗がん剤治療をなされています。
点滴により抗がん剤を投与することに、
強いストレスを感じて、
医師にお願いして点滴をやめていただきました。
口から摂取する投薬により対応する方針に変えました。
すると長い時間点滴により拘束され、
体の中に一滴、そしてまた一滴、薬が入っていく苦しさが少なくなりました。

ですが飲み薬での投薬では筋肉を弛緩させる薬を取ることはできません。
しこりができた体を柔らかくさせて、
リンパ液の流れをよくすることもできません。
それにより半身が強くむくみつらい。

「左足の靴を履くことができないのよ・・・」

医師は最終的に投薬についてどのようにするか、
点滴か飲み薬かはよく考えてお決めくださいと。
どうすればよいのか自分では決めかねる大事。
近所の看護婦をなさっている方に相談しても、
納得できません。

母にもどうすればよいかと相談を受けたのです。
ですが、おかげさまで母は健康です。
癌の知識を持つこともなく途方にくれています。
でもどうにかしてあげたいという気持ちの板ばさみです。
私にその話をするときに声が震えていました。

この時機の薬の選択は大きな分岐点となります。

このごろはおばあさんは寝て過ごすことが多くなり、
夜に散歩をしていてもお姿を見なくなりました。
こんなときにボディワークのスキルはほぼ無力です。
癌の転移を考えると施術をすることはできません。
いつもお世話になっているおばあさんなのですが。

とりあえず「自然療法」の本で癌に関する項目のコピーをしてきました。
少し大きな字にして見やすくしたかったので拡大コピーに。
できればお医者様のところへもっていき、
腎臓部分と肝臓・脾臓を暖める療法など、
気持ちが落ち着くようなものをしてよいかどうかたずねてくださいと。

ただこれらは即効性のあるものではないのです。
つらいですよね。。