『ネガティブな質問法』で危機回避本能をくすぐる

■権威あるアドバイス

健康になるためには『〜をやるといいでしょう』と、
権威ある医師がテレビでアドバイス
『〜やるといいでしょう』の意味合いには、
権威ある先生だったらなおさら【やらなければならない】、
強いメッセージを感じます。

取り入れなければならない動機が明確なとき以外は、
そのメッセージに受け取って行動することは少ない。
「よいことだろうな」という感じ記憶の片隅に押しやるだけです。

■2つの質問法■

(1)あなたは生活習慣病にならないために何をやるべきですか?

(2)あなたは生活習慣病になるためには、どうすればなれると思いますか?

この2つの質問で答えやすいほうはどちらでしょう。
(1)の健康になるための必要条件に絡むものをあげたときに、
『日常的な運動』
『食事のとり方』
『ウォーキングをする』
などあげられるでしょう。
そして
「あなたはそれをしていますか?」そうたずねます。

するとしなければならないことを自分はしていない。
そのことをせめられているような雰囲気になります。
聞かれたから答えてあげたのに・・・。

「していない」という人が自発的にしていくようにするか?
以外にできないようです。

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(2)あなたは生活習慣病になるためには、どうすればなれると思いますか?

(2)の「体に悪いことは?」というネガティブな質問をすると、
以外に(1)の回答よりもすらすらでてきます。
不思議なんですけど、僕も聡。

『夜更かし』
『あまいものを食べすぎ』
『運動不足』
『仕事のしすぎ』
『ストレスを溜める』
『疲れ目で姿勢が悪くなって』
『インスタント食品やレトルト食品』
・・・

たいてい関心が強い気になることを先に答えます。
そして
自分が答えたことは、自分自身の意見。
自分のもの。
自分の生活スタイルを想起して、
生活習慣病になるのではと感じ始めた人は賢い人です。

「まずい!なんだか、生活習慣病になれるように突き進んでる」
と自分で気づきます。
自分で気づいたことには、
意識がそのことに集中。
積極的に事態を回避する取り組み姿勢が取れます。
その後、改善がスムースに運ぶことがあります。

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本能的に自分の内側から出た思いは人は大切にするものです。

安全を求めてという安泰思考よりも、
危機を回避する尻に火が付いたときのほうが動けるもののようです。