空気中の『アクアビクス・エクササイズ』の効果

エクササイズや体の所作振る舞いのとき、
イメージしていることがあります。

エクササイズをするときなどは、
自室やスタジオなど『空気』のなかで行います。
僕もそうです。

ですが私の頭の中は海中で水の抵抗の中で動く意識があります。
水の抵抗を感じます。
自分が動けば、水の渦がまきます。
そして水の中で抵抗を避ける動き方を求めたり、
逆に波を感じてその抵抗を推進力に転じる感じ。
立つときは、
上から降ってくる滝のように重力を感じてます。

たとえば手を突き出すなら。
「水の中だったら、このだし方がもっとも抵抗がないだろう」
と感じとり修正して動きます。
そして体の全体の各部筋肉を協調させて、
水の抵抗(粘っこい力)をものとしない強い動きを考えます。
適当に複数パターンで動かして、
よりいい感触のものを得ていく感じです。
すると「風を切る」動きができるようになります。
同時に省エネ型のタフな動きでもあります。

逆に水の抵抗を引き出して動く感覚のときは、
力感を感じ取る太極拳の舞のような動きです。
『気』がでてる?と思わせるような、
ゆっくりとした時間が流れる感じ。

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なぜこんな奇妙なことをするかというと少しワケがあります。
人間がいつどのような形で直立歩行するようになったか?
サバンナで獲物を取るときに両手を使うためというサバンナ説。
海岸で暮らしていた祖先が海で獲物を獲るために立ったアクア説。
サバンナ説は、おそらく誰もがご存知の説。

でもアクア説は聞きなれませんよね。

カンタンにいえば。
●水中で深いところまで獲物である魚介類を取れたほうがいい。
四足では貝を拾うよりも二足がいい。
立った方が呼吸がしやすいから。
●魚類やいるかなどをみるとストリームライン(※)がいい。
(※泳法それぞれの動作中において最も抵抗が小さくなる流線型の姿勢をつくること)
同様に人は海でそのストリームラインを身につけたとしたら、
という発想です。

アクア説を支持する学派は少ないので説得力に欠けますが。。。
しかし水の抵抗をイメージして動くときに、
『重さ=重力』という最大のキーワードの、
『次キーワード』が見えたような気がして。

アクアの中でエクササイズする感触を持ちながら動くと、
『筋肉の質』が短時間の運動でもよりよくなります。

そして私の体でのモニターですが、
体を効率よく動かす秘密があると感じてます。