『筋肉の圧痛』よりも『内臓の圧痛』が怖いです

内臓をマッサージする前に、
十分に全身をストレッチ。

内臓全体の動きをよくするには、
筋肉が柔らかくなければならないと同じ。
休息時の内臓はゼリーのように柔らかい。
粋のいい内臓は、圧迫をうけると周囲に逃げる。
だから余計に柔らかい感じになるのだろう。

内臓と周辺筋が硬化していればそれを解放する。
腹直筋が割れている人でも、
正常な人は筋脱力後はことのほか柔らかい。
みぞおちも、ソケイ部も、下腹部もそう。

自分自身で行う内臓マッサージ。
ことのほか難しい。
いろいろと苦心しながらやり方を工夫します。
効果はあります。
ですが私がお客様に行うほどの効果を引き出すには程遠く感じます。
ここは残念。

      • -

お客様が始めてボディワイズにこれたとき、
ボディチェックを受けます。

そのときに首周りに大きなしこりがあったり、
からだの各部に軽く押されただけなのに『圧痛』があることを知り驚く。
筋肉のはりが強くなっていたり、
隣り合う筋肉の筋膜同士が癒着している場合。
緊張性の筋膜炎が起こります。
痛みのでる特定の点があります。

はじめは『腰痛が気になるから〜』が主訴だったものが、
自分の体の現状を痛みを通して知ると、
そんな単純なものではないと思え始めます。
これがあるから10回前後の丁寧なボディワークを受ける必要性が伝わります。

つまり腰痛が解消される対処的なワークのみしても、
体の各部所の圧痛は消えない。
必要な箇所を全体的に書き換えなければこの状態からは抜けられない。
本能的に、自分の体のなかにある圧痛やしこりは事実消えませんし。

ですがこの筋肉のしこりについては、
ストレッチやマッサージを丹念にしていけば、
比較的安全にリリースすることができます。
セルフでも対応できるところです。

それに対して。
驚きが大きいところは『内臓』のしこりです。
『内臓』のしこりがない人、実はめったにいないようです。
内臓部をチェックして石のような硬さを感じるものを見つけたとき。
この部分はお医者様にいってもあまり期待できないかもしれません。
自分で内臓はあまりいじりたくない。

内臓部が石のような硬さや張りがあればどうなるか?
筋肉が硬いこと以上に病気感を強く持ちます。
長期間、内臓の硬さがあれば病気となること。
そのリスクは高いはずです。

そのリリースをボディワークで対応できます。
これは気に入ってます。