椅子の座面は選ばなければなりません

最近おなかの調子が悪かった。

思い当たるものはなにか?
かなり考えてみた。
悪くなったときの『前と後の時間的な違い』を思い出す。
そしてひとつずつつぶしていく。

少しはよくなるが主たる原因ではないとわかる。

デスクワークをしていると腹直筋に異様な力がかかっている。
座っているのに脚の力が抜け切れない。
座り方の問題?
外形的にはきっちりしている。
背中もしっかり伸びているし、
あごも出してはいない。
足の下には本を数冊、
それにより膝はほぼ90度の角度をキープできるよう調整。

でも腹直筋に力が入って抜けない。

結局、椅子の座面が悪かった。
椅子が柔らかくて沈みすぎていた。
座面の上にダンボールを数枚重ねて座ってみた。
そうしたらいい感じ。

問題は2ヶ月くらい前オフィス・デポで買った椅子であった。
椅子の沈み込みが座骨を締め付たのだ。
それで骨盤底筋部分が緊張して固まった。
腹式呼吸がしづらくなったわけだ。

原因がわかれば、すぐ座骨を左右に開いていく操作。
同時に骨盤底筋が短縮している状態なのでリリース。
一人で悶絶していました。自分ではとてもやりにくい。

解けた瞬間に呼吸が楽になりました。
おなかの張りも消えました。
めでたし、めでたし。^^1

おそらく気づかずに椅子の選択ミスを犯している人もおられるはず。

あのまま使い続けているならば、
右の座骨がより多く沈んでいくので脊椎のL字側湾が強化される。
「側湾症養成グッズ」と化してしまう!

椅子の座面の硬さや沈み具合により
座骨がこんなに閉まるものなのです。
『座る姿勢に注意をしてください』と同時に、
『座面の硬さに注意してください』のことばに重みが出そうです。

デスクワークが多い人は、
座っているときに下記の条件をチェックしてください。
・左側腹部(ベルトの真下あたり)に硬化した感じがないか?
・両脚の力はしっかり抜けているか?
・背筋は楽に伸ばせるか?
・左右の座骨は同じほどの力で座面を押しているか?
できていない人で、長期間その状態が続いている方は、
骨盤底筋という腹式呼吸の要の筋肉が引き連れてます。

座骨部分および骨盤底筋など、
解かれると痛いし恥ずかしい場所です。
でも整体屋さんなどに通われている人は、
一度といてもらうといいかも。
即効で楽になるし。