自然な筋膜の解き方

先日、鍼灸の免許をお持ちの方のワークをさせていただいた。
ワークといっても話しながら、
なんだかんだいって2時間。

ワークを受けた本人は、
大きな体の変化をその場で感じることはない。
そうなることも計算のひとつに入っています。

股関節周りや膝関節、腕の関節、
その他いくつかの大きい関節を、
緩めていった。

深層筋マッサージは一切行わず、
同時にふくらはぎに圧をかけて
脚部に血流を誘導することもない。

以前私はワークと血流の関係を知りたくて、
血圧計を足首の上にある後脛骨動脈あたりに巻く。
足の末端が心臓から一番遠い場所です。
そしてワークをすることで、
脈拍、血圧がわかるようにした。
それでどう変化するのかを調べる。
それを繰り返していくうちに、
足の脈感がわかるようになる。
(手とは違う!)

どうすれば足の末端まで血流が及ぶか?
その状態を一定以上の時間キープする。
この血流状態がキープできれば、
同時に筋膜の癒着部位が解放される量が増えるはず。
筋膜の癒着した箇所は、
硬化したコラーゲンです。
血流があがり体温を上昇させること、
特に深部の筋を緩めれば
効率よく筋膜の癒着部分が溶け出す。

では
「末端まで血流がスムースに流れるようにする方法は?」
を求めたい。
いくつものやり方をチェック。

最適を割り出す。

体癖などによりやり方は、
さまざま差異を生む。
だが一定のパターンもある。
左AS型か右AS型かなどなど。

一定時間以上、
理想的な血流をキープする。
それでよい変化がキープできる。
その上で2時間ワークを受けていると、
自分の血流によって癒されていく。
そしてこの変化はとてもやさしい。
外圧では得られない。

外力で変えれば強い抵抗反応を示す。
体は無意識に防衛反応が起こる。
だが自分の血流で筋膜の癒着が溶かされるときは、
防衛反応は起こらない。
自然でスムースな体の変化が起こる。
実にすばらしいものだ!

60分程度の時間で筋膜をリリースすることもできる。
それでも一定以上の効果をあげることができる。
それでOKとするか、
そこにないメリットを計上するか。

そのメリットを享受できるように
するようにしたい。

だがそうすることで
対応人数が極端に減少し、
以前のボディワイズとおなじ予約事態となるリスクあり。

悩みどころだ。。。