自分の持つ脳内ホログラムをリアルに描くトレーニング

頑固な神経支配を受けた脳内ホログラム。
それは自分が持つ体のイメージそのもの。

その脳内ホログラムにより
・自分の姿勢
・体の動き方
が計算されている。

つまり脳内ホログラムに与えられたイメージどおり
筋の緊張や緩みが造られることがある。

強い影響力だ。

自己の持つ自分の体のイメージ把握された形状や性質の概念、
『ボディマップ』に大きな影響を受けている。

意識の及ぶ箇所と及ばない箇所の疎と密の関係で、
脳内で描くホログラムはゆがんだ像を描いていて、
それを元に姿勢や動きを制御している。
外見上不具合に見える姿勢や振る舞いでも、
本人にはそれが自然な動き方だ。

そのホログラムにそぐわない姿勢や動きを強制的に要求されると、
体は瞬時に緊張状態に陥る。
息苦しいなどの不快感が強くなり、
体の支えを失った心もとなさを感じる。
そして体の歪みの新たなパターンが作られていく。
これは重力との関係でできた自然な歪みではない。
その分、寿命を縮めるようなダメージをこうむる。

意識の及ばない箇所を少なくすればするほど、
脳内ホログラムの像はクリアになる。
像の曖昧さが適度にある分には
それほどの一般生活に影響は出ない。
だが体の動かし方や姿勢を変えるとき、
この脳内ホログラムを意識的に鮮明に描くよう努めれると早い。

リアルな現実と沿うように知覚器官をフル活用する。
たとえば体を5mm間隔で横や縦の輪切りにして感じ取る。
頭から足先までを5mm間隔で観る。
左から右へ、そして斜めも同様に。
このイメージが具体的なビジョンとして視覚化され、
多量な情報を把握できればできるほど自然に体が緩んでくることに気づく。
ちなみに人体の知識が過少な状態でこれをしてもそれなりに癒される。
だが人体を分けて詳細に観察できる知識を備えたものの方が、
細部に注意点を持つことができ深く入り込める。
解剖学的な知識がなくて、
体を理解していけば行き詰るだろう。
体の仕組みの本を読んでから取り組むといい。

これは意念トレーニングの瞑想法でも取り入れられている。
(と思った・・・が)