体を診る目---2

8年位前(?)ワークを受けたお客様にしこりの位置を事細かに指し示し伝えました。

そのお客様は自分の体は別にそんな悪いところがあるわけじゃない、
でもちょっと興味があってきたという感じの認識です。
ですが自分の体を事細かに知るにつれて様子が変わってきました。
体のしこりの分布をご自身の手で触っていただきながら、
どれだけの量がどれだけの硬さでどれだけ炎症を持っていて・・・などの
状態を把握していってもらいました。
予想以上に思わしくない部分が多々あり、
驚かれて『自分は死人のようじゃないですか!』
とおっしゃられたことがあります。
10回のワークで改善なされていかれましたが、
自分の体のことを知ること事態がストレスになる可能性があると感じました。
ですがこの方が特別に体の状況が他の方よりも悪かったわけではない。
この方よりも体の状況が思わしくない方は少なくないのです。
そのことがあって以降、
体の説明図の上に書く絵はラフなものにするようになりました。

ワーク中に小出しに自分のしこりを理解してもらうほうがいい。
そう考えるようになりました。
そうしたほうが精神的な重圧を少なくできる場合が多いようです。

特に自分の体についてネガティブな先入観を持ちすぎていただきたくない。
客観的にしこりの位置や量を把握していただけるワーカー同士でしたら
話は早く率直に状況を伝えてたほうがいい。
ただ一般的には主観が先走って、
今まで気づかなかった大きなしこりの存在に気づいたとき。
急に気になりだしてしまいます。
気になる部分はクローズアップ認識されていきます。
その負の効果には気づいていなければ
まったく不都合を感じずに普通の生活ができています。
ですが気づいてしまうとあたかも無の世界からいきなりしこりがありの
突如として生まれてきてしまった錯覚を覚えます。

しこり自体は自分でそのしこり化した部分の筋肉を使いすぎなどで
過用するなどしなければできるものではない。
でもあたかもそこに突然現れたように感じてしまい、
気になりだしてしまうことがあります。
女性が美容に関係する部分でこのような気になりだす部分を感じると、
特に強い違和感を感じ続けます。