太極拳の学習には、
8つの戒めがある。
・【停】途中で練習をやめてしまう。
・【漫】漫々とやる。ワンパターンでやる。だらだらと惰性で練習する。
・【急】あせること。早く上達したいがためにせっかちになってしまう。
・【怠】怠けること。サボること。
・【散】練習にムラがあること。
・【傲】おごりたかぶること。
・【偏】偏ってしまうこと。
・【固】固執する。一方的になる。かたくなになる。
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体の使い方のトレーニングを志す方も同じことです。
「自分のためにやっている」
その意味が解った人だけが、
この戒めを守ることができる。
自ら探究心の固まりになり、
自分を変える。
それが自分自身を助けることとなる。
もしあせったり、なまけたり、おごりたかぶったり、やめてしまえば
修得まで進めないで終わります。
極々個人的な取り組み方の問題。
体の使い方について縁がない人。
その取り組み姿勢の8戒を手放した人。
その中の一握りの方々には、
無情にも少なからずそのしわ寄せが押し寄せます。
そこに健康維持のためのルールが横たわっている。
多くの方の体を観させていただいて、
つくづくそのように感じます。