バレエレッスンビデオを拝見して

モニターワークをお受けいただいているお客様が、
スタジオでレッスンしているときにビデオをまわされたのです。
そのビデオをお貸しいただいて拝見させていただきました。
(感謝!)

バレエレッスンは先生ごとにレッスンの進め方はずいぶん変わる。
実際にどのようなレッスンをされているか、
見せていただくととてもよく雰囲気が伝わってくる。

そしてレッスン中のムーブメントや体軸感覚なども、
その動きから理解できる。

とても楽しく拝見させていただきました。

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自分の動きを把握するときに
ビデオに記録することはお勧めです。

自分を客観視することができる。
その冷静な目を持つことができるかどうか。
それは大きな飛躍を可能にするかどうかの、
分岐点につながると思います。

筋感覚はビデオには写らない、
そういう提言があります。
ですがある程度眼力があれば、
筋感覚の具合までも
手に取るようにその人のビデオ映像中のモーションから読み取れます。
しっかりと映っています。
注目点がわからなければ、
その映っているところを把握できない。
それはその通りではあります。

そのときにはぜひビデオに映った姿をバレエの先生とともに鑑賞。
バレエの先生に注意点を指摘していただければ幸い。
実際に動いていたときに指摘されるとき以上に、
ビデオで客観的に自分を見ているときのほうが、
「先生の目線に立ってみること」が普段より容易です。
いわれていることがすっと頭に入るチャンスです。

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踊っていて楽しいという感覚と、
それを観る観衆も楽しいという感覚、
その両者は相乗して互いを高めあいます。

そう意識するためには、
自分自身こそが自分をよく理解する観衆の一人であらねばなりません。
普段より自分自身を観衆として楽しませるビデオ撮影もすばらしい試みです。
自分の動きのほかの人が目を引かせるようなポイントも、
普段から自分を客観視すれば見つけ出せるでしょう。
これはとても大切なものです。

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バレエの場合は、
身体能力を芸術という域に押し上げることが、
見栄えをよくするという要素になるでしょう。

ビデオなどで客観視することができる人は偉いと思います。

また立ち姿や歩き姿などをビデオ化してチェックするというのも、
賢い方法です。
動き方の練習をするときにちょっと取り入れてみるのもお勧めです。