へそ下に全身の要となるツボがあるそうです

たまたま雑誌の『安心(2004/9)』に目を通していて見つけたもの。

腹部大動脈がちょうどへその内側に流れています。
その動脈をマッサージすることを進めている内容。

腹部大動脈を和らげることで
いくつかの改善例があるようです。

・腰痛、膝痛、坐骨神経痛などの下半身の痛み
・生理痛や生理不順、不妊症、更年期障害など婦人科系の病気
前立腺肥大、膀胱炎など泌尿器系の病気
アトピー性皮膚炎や花粉症、鼻炎、喘息などアレルギー性の病気
・腸の免疫力が活性化されることで体質改善

私も腹部大動脈上にあるしこり状の塊が柔らかくなると、
上記デメリットが改善されるとがあると実感しています。
ときとしてぎっくり腰になる人の腹部を触ると、
腹部の奥に極度に炎症を持った痛みの伴うしこりが見つかる。

ちょうど腰部にしこりを造ることで腰椎の骨でその上半身を支えることを
補助するのと同様に内臓部分に強いしこり状のつっかえ棒を仕込む。
内臓は感情的なストレスによりものの見事にすぐ硬くなるものです。
それらの肉体的・精神的の双方が原因で固くなっていくのでしょう。

一様に腹部が硬くなることで腹式呼吸効率が悪くなり、
副交感神経への移行がしづらくなる場合があります。
それにより精神的ないらいらや不眠・うつ傾向などが強まることがあると
聞いたことがあります。

『安心』内の記事の、ツボ押しによる動脈マッサージについて。
多少痛みがでるほど圧迫を加えるようにという表現です。
腹部を解く場合、骨格筋と比較してリスクが大きいので、
安全性確保はどうなのだろうかと思います。
ただその点までは書かれていませんでした。
いい加減な対応は危険です。
腹部に気になるしこりが見つかりましたら
まずは医師に相談をしてから対応してください。
その上で紹介されている動脈マッサージをして良いか
確認して行うべきです。

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この腹部にあるつぼと非常に関係の深い場所が、
ソケイ部内側の箇所や肋軟骨下端、首、会陰部分など。
また脚部の硬すぎる方は腹部を強く圧迫するのは危険。
こちらを優先して解いてから腹部を押すようにしたほうがいいでしょう。

注意深くアプローチすれば効果を実感できます。
腸、肝臓、腎臓など腹部や下半身の臓器に、
体全体を流れる血液の約半分が送られます。
それが滞れば上記症状が教えてくれます。
これを改善する重要ポイントだと思います。