書籍紹介:動く骨---2

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そして『動く骨』のなかで興味深い文章がありました。
小さな揺れ域でアンバランスを感じ取る反射機構により、
抗重力筋を超えた「順重力筋」が働き出します。
重力を味方につける「順重力筋」という重力と順応して
身体内につりあい関係を構築するべく動員される筋肉群の働きが
出てくるそうです。

抗重力筋を超えた「順重力筋」という言葉の概念が僕にはありませんでした。
だが抗重力筋で説明しようとすると、
いかにも説明しづらいことが多々みうけられていた。

そのような折ですから、
『なるほど〜。興味深い命名をされたものだな』と感心いたしました。
栢野氏の説明で表現に苦しんでいたつかえが降りました。

運動脳力開発研究所:(http://www.zenshin-k.com/index.html)という、
著者のホームページには書籍購入者特典があります。
書籍内に書かれた暗証番号等を入れることで、
本中で解説された動き方をネットで映像配信を参照できる点です。
写真ではわかりづらい点も、
映像であれば概要を容易につかめます。

ぜひ他の動きの解説を扱った書籍出版物も、
このアイデアを取り入れていただければうれしい。