悩み事を受け入れるということ---1

3月にはいってからかなり体を無理させてきた。
先週は風邪による症状により、
辛い目にあった。

ワーク休止期間だったからよかったが、
数ヶ月前からこの日にお願いしますという、
数年来のお付き合いのお客様からの予約が2日後に入っていた。

体中が筋肉痛で動くことができない。
食べ物も食べることができず、
初日は朦朧として寝ていた。
さまざまなビジョンが現れては消えていく。
それをずっと眺めている。
睡眠自体はとれなかった。

2日目。
この日は少し意識が明確になっていた。
風邪の辛さを『受け入れる』作業をした。

自分の今のどの痛みが出ている。
喉の奥縦4cm横3cmの範囲。
赤く腫れている。
そのため息苦しい。
それを苦しいからいやだ、
そう考えないようにした。
冷静に、次の作業を繰り返していく。
『喉のどれだけのエリアがチリチリと焦げ付く感触がある。』
『それにより自分は苦しみを感じている』
『その苦しみを受け入れるか?』
『その苦しみを受け入れましょう』
『今は苦しみとともにある、
だがこの症状が治ったときの元気になった状態も同時に受け入れている』
というような苦しい現状を受け入れつくすことと、
治ったあとのイメージもすぐ目の前にありそれを受け入れている作業。

体全身丁寧に不快感があるところすべての箇所を捉えて、
くまなく繰り返した。

すると2日で回復。
その次の日にワークをすることができた。
風邪で体力を失い痩せてしまっていたが、
ワークはポイントを押さえてでいた。
くしゃみもまったく出ることはない。
頭の中もはっきりしている。

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今の時期ですから『インフルエンザ』だったのかもしれない。
2日間安静に寝て、
動けるところまで持っていけた。

「二日でインフルエンザを治さなければならない。」
そう考えると焦りが強まったはず。
ワークは肉体的に過酷なこと。
それが病後に待つ怖さは味わったものしかわからない。

だがこのようになるだろうという自分の気持ちの動きを先に察していた。
『私はワークができなくなったときに信用を失うことを受け入れる』
『大変申し訳ないいたたまれない気持ちになる』
『和歌山からの飛行機の手配をしたあとのはず』
『だがそのことも受け入れる』
『今の自分ができる最良の方法を、
自分の顕在意識および潜在意識も総動員して見つけ対応することを、
受け入れている』
『自分の運を信じている』

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お陰で2日目は寝ることができた。
だから回復できた。

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もし心配心が処理できていなければ、
まさに信用を失うこととなったろう。

『受け入れること』は、
ときとして偉大な示唆を与えてくれ、
同時に精神的・肉体的、
両面の癒しも与えてくれる。

最終的に辛いことも楽しいことも含めて
すべてを受け入れるためには強さが必要だ。
その強さを持つものに対して未来の戸を開けてくれるものだ。

なんだか、
そう感じられた。