肋骨部分を動かすために

肋骨部分や横隔膜、内臓部分そして骨盤を動かすとき。

三者に圧をかけてもらう方法もあるが自力で操作する方法もある。

たとえば自力でセルフマッサージをする方法もあるだろう。
ごりごりっとしたり、
アロマオイルで心地よいマッサージをすることもできます。
これがやはり一般的です。

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そしてもうひとつあげるとすれば、
私が行うやり方のひとつとして。
呼吸による胴体部分の膨張と収縮を使います。

たとえば胸式呼吸をするときには胸部に空気が入ります。
それにより肋骨が呼吸筋により内側から広げられる。
たまたま左側の胸と右側の胸では左右差があります。
左側には心臓があるから右側ほど大きくありません。

その左右差には体の体幹のねじれを生じさせます。
体幹のねじれは時間とともに強調されていきます。
すると肋骨と肋骨の間にある肋間筋が硬化していく。
それを息を吐ききり4呼吸分その胸を縮小させた状態をキープ。

できるだけ意識的に左右の胸の大きさが等しくなるように。
胸を実際に触って左右の厚みを確かめてください。

4呼吸分胸部を縮めたままキープして、
ゆっくり左右の肺に空気を吸い込ませます。
そのときに左右の胸が同じだけ膨張させる。
右胸が先に膨らんでしまうのをじっと我慢。

これを数回繰り返します。

すると自分でも驚くような響くいい声がでて楽しい。

次に横隔膜部分、肋骨下部を同様に。

次に骨盤部分を同様に。

まぁ、順番は(骨盤→横隔膜部分→胸部)の3ステップで行うほうが
私にはあっているようです。

呼吸により胴体部分は大きく変化するものなのです。
呼吸力を制することができれば、
胴体部分を活かすことができる。
体幹のねじれが消えていく。
胴体部分を柔軟にできる。
すると体の左右の使い勝手の差も減少する。
興味深い成果です。

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ただ上記のやり方は自己流で力みながら行うと、
驚異的な筋肉痛に見舞われます。

そして肋骨奥の筋肉など普段使わない部分の筋肉が
いきなり強力な活躍をするわけです。
それによって深部筋に血流が及び筋肉が柔らかくなる反面、
これまた筋肉痛を引き起こします。
やりすぎは効果が強いのでハイリスク。
十分気をつけて指導を受けた上で行うとよいようです。

でも日ごろからこれで鍛えていれば、
舞台とかに上ったりするときにはすばらしいことになります。