体の中の地球観

自然界の縮図が体内に宿っている。
そのように考えること、ありません?


私には次のように感じられます。


体の隅々まで流れる血管網が『』。
川は細い小川へ分かれ太い大河へと集まります。


そして腹部には『』。
その海はつねに波をうって寄せては返します。

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自分の体の中の小川のせせらぎを感じる。
そして海の潮騒を聞く。


では自分の体の中の『空』はどこに?
『大地(土)』はどこに?


中国憲法を習われている方は、
「虚実」の表現が「空と大地」にオーバーラップするかもしれません。
ただよく人体の機能を調べてみると他に最適なものがあるように思います。


自分の体の中にある空と大地がどこにあるのだろうか?
そう考えを膨らませ空想してみること。
いろいろと科学的なこじつけをつけてみる。^^1
それはそれ個人の感覚の違いにより、
僕はこう思うとか感じるとかでいい。


そうすることで体の中の平坦なブラックボックスカラーが、
美しい自然界に模した感じがしてくる。
体の中からその自然界の生命力を聴く。
波の立てる粒子のきらめきを体験する。


不思議なものです。


体の中に自然界のミニチュアが模して存在している、
そうリアルに感じられだすとき。
体の中のミニチュアの自然界が、
外界の自然界と同様な広がりと感じられる。
この感覚があるとき僕は胸がすく、
すぅ〜っとした風を胸の広がり部分で感じる。


自分の体を知るときには、
親しみと愛情の芽生えが大切です。
僕には豊かな感性こそが、
人間に与えられた福音のように感じられます。