『人体通信』という技術が、
NTTや松下電工などで実用化されました。
(日経パソコン2005/3/28号より)
体内に安全な電流を流します。
(体脂肪率計ほどの微弱な電流)
その電流にデータを乗せて運ぶのです。
人体をLANケーブルとして使うのです。
NTTのシステムは、
10Mbpsの高速通信が可能。
この技術を具体的に実用するためには。
たとえば、、
家のカギの開け閉めにも利用できます。
カギを腕時計に仕込み身につければ、
ドアノブに手をかければ自動的にカギが開け閉めできます。
駅の改札では改札に手をかざすだけで通れるようにもなります。
NTT方式では
『電界』を使うためタイヤや衣服、靴、
ガラス、木材を介しても通信できるのです。<離れていても影響を与えられる>のが売りです。
人の体をLANケーブルに見立て、
体の内外をデータが行き交う。
ほんとSFチックな技術ですよね。
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パソコンと周辺機の通信を観ると。
送信機がデジタルデータをケーブルを通し受信機側に情報を送る。
パソコンがプリンターに『印刷して!』と実行させようとすれば、
プリンターから『紙がない!用紙補充とディスプレーに表示して』とのやりとり。
一方的な情報の送りだけではなく、
相互関係が成立しています。
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データが体の中に入ることは確かです。
ただデータは『デジタルデータ』です。
人体がデータを解析し意味内容を読み解くことはありません。
ですがこの体の中に入るデータが、
『人間に解析しやすいデータ方式』であればどうでしょう。
シンクロニシティ(共時性)のような相互影響が起こります。
体が感応力を高め有益な情報を受け入れやすくもなります。
ボディワーカーならばお客様の情報を手に入れやすくなります。
お客様の感応力が高いときにはワーカーの意をくみ取りやすくなる。
両者が必要な情報を読みとり、
相互作用がうまくかみ合う。
発進する側のリードで、
相互作用を演出することもできます。
この『流れ』を造り出す技術を身につければ、
賢いワークに変容していけることでしょうね。
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中国武術実践者なら『聴勁力』を磨きます。
聴勁とは相手の体内の動きや反射・反応を、
感覚の鋭敏化により察する技術です。
相手の発する情報を体の内外で感応しキャッチする能力。
それを人間は備えています。
聴勁はそれを技に引き上げた例でしょう。