以前、胸椎部の側彎がかなり大きく、
アトピー性皮膚炎というアレルギーと、
同時に顔の左右の非対称を気になされて
遠方よりワークを受けに来てくれたお客様がおられました。
20代前半の男性です。
大きなドラム状のコンクリート面を滑走する
ローラースケートのような競技をされています。
幼いころから側彎症と学校での検診でいわれ、
気にしていたそうです。
それが無茶苦茶動いてくれていたお蔭で?!、
血液循環は改善傾向にありました。
慢性的な脊椎の硬化パターンがゆらぎだしてます。
本人的にはものすごく肉体的につらい状態です。
ですが部分的なブロックを外せばよい状態です。
まれに見るラッキーな男性です!
コブ値がかなり進んでいる方が、
こんなに容易に対応できるなんて。
私がボディチェック段階で喜んでました。^^1
都合4カ月に渡り、
計10回前後ワークを受けていただきました。
それで肋骨部分の稼働性が正常化して、
心臓の締めつけをして不整脈がでたり、
ふらふらっと立ちくらんだりすることもおさまりました。
関節回りにできていたアトピー症状も消えてくれました。
顔の左右のずれが気にならなくなり、
凛々しい顔だちになり私もびっくり。
周りから驚かれたといって喜んでおられました。
おそらく立ち方や歩き方などを伝えたとき、
すぅ〜っと頭に受け入れて素直に動くタイプ。
飲み込みが驚くほど早い。
これも幸いしたのでしょう。
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【側彎症のチェックポイント】
1・左右の肩の高さが違うかどうか。
2・肩甲骨の高さが違うかどうか。
3・ウェストのくびれた左右対称的であるかどうか。
4・前方で両手を合わせ、足を少し開いてゆっくりお辞儀をさせる。
そのとき、左右の背中の高さの違いを見る。
その違いが甚だしいときはレントゲン検査。
5・首がどちらかにかしいでないか。
6・背筋に指を当ててなでたとき、
曲がっていたり、引っかかったりしないか。
などがガイドラインです。
体を支えるための筋肉の筋力がなえてしまう。
部分的に使い過ぎている筋肉があります。
その不釣り合いを改善させるための運動法があります。
特に側彎症の対処方法として有名なところとしては、
「クラップ式体幹水平姿勢交差歩行」や「起立交差足踏み」などがあります。
前者のクラップ式体幹水平姿勢交差歩行は、
四脚で歩行する方法です。
体幹水平姿勢というのは、
胴体が地面と水平になる、
という状態です。
側彎症を子供の際に体験なされた方にとっては、
はっきり申しまして不評な訓練だったそうです。
掌と膝に床にこすれて痛まないように、
サポーターをはめて行います。
左右の脊柱筋部を筋電計で計測したグラフが書籍に掲載されていて、
運動の有用性がわかります。
ですが『なんでこのようなことをしなければ・・・』
という悔しさも込み上げてくるという方も多いようです。
このクラップ式体幹水平姿勢交差歩行、
実際にやってみるとけっこう重労働です。
でも四つ足になると右利きと左利きの意識が薄れ、
ものすごくいいリハビリになるな、と感じました。
あとクラップ式体幹水平姿勢交差歩行がネット検索にあれば、、、
と思って調べたところ見つかりませんでした。
気になる方は側彎症の専門医に問い合わせるとよいでしょう。