股関節の内旋と外旋でワーク力強化へ

中国武術で驚異のカラダ革命2』より

日本健康太極拳協会理事長:揚進氏が、
股関節の内旋と外旋、そしてその揺れの重要性が解説してありました。


股関節の内旋では、股関節の大腿骨と骨盤のかみ合いを弱め不安定にします。
股関節の外旋では、逆に股関節のかみ合いが強く姿勢が安定します。


股関節の内旋が得意な人の場合。
たとえば下腹部が少し出っ張り気味になってきて気になりだす方の場合。
股関節の内旋ポジションで生活の大半を送ることで生じる骨盤の前傾です。
骨盤の前傾により内臓が骨盤に乗り切れない部分がでてきて下垂をます。
それにより生じた下腹部の出っ張りです。
股関節という脚部と胴体を結ぶ大関節のかみ合わせが弱いため、
ぐらつきます。
そのぐらつきを制御するために、
腰部や脚部の筋肉を硬化させて踏ん張る。
これが脚のむくみや腰痛の原因にもなります。



股関節の外旋が得意な人の場合。
たとえば股関節の外旋を心がけている方は姿勢がよく、
鼠蹊部のラインが深く切り立っています。
水着などをきてみれば鼠蹊部のVラインが切り立っているほうが、
足が腰からすらりと伸びてきれいに際立ち長く見えますよね。
股関節のかみ合いがいいものですから、
骨で立つという一連の動作が楽にできます。
そのために筋肉が休むことができるのです。


この股関節の内旋と外旋を比較すれば、
後者の外旋しているほうがどうやらお得です。


『股関節の外旋とはどういう感じのことで〜』と、
適切な説明できる人は少ない模様です。
日常生活で気づかずに股関節の内旋をしている人が多いのです。
それにより体調を崩しやすくなってしまったり、
ダンスやスポーツ、武術の修練などを
もっと楽しむチャンスを逸しているときもあります。
残念ながら股関節の内旋・外旋は、
文章で説明しきるものではありません。
誤解を受ける文章ではご迷惑をおかけすることもでてきます。
興味がある方はどちらかでぜひ実地指導を受けてくださいね。
目からうろこがはがれる経験をなさった方も大勢おられます。


【地面に垂直に立つグラウンディングが体験できるようになります】



ただ揚進氏が解説は、
この「股関節の外旋がいい」と推奨しているわけではありません。
外旋と内旋という、股関節の安定型と不安定型を使いこなすこと、
と解いています。


素直に『なるほど〜』と思いました。
自分自身やはり股関節の内旋傾向があり、
それを制するために意識的に股関節の外旋モーションを取り入れています。
それで姿勢の安定やワークの際の動きの精度を飛躍させることができました。
ですが次のステップがありました。
たとえばですが左右の股関節の外旋と股関節の内旋を
交互に(瞬時に交錯させるように)発生させます。
それにより体の中で安定と不安定を造り出して、
その力を相手の崩しに使う。。。。


この崩しがうまくできればワークを受ける人の負担が格段に減少します。
ワークを受けるときに感じていた圧による痛みが減少し、
同時に深い筋肉のエリアまで筋膜のリリースができる。
計算上、私の体に帰って来る衝撃やストレスも大きく低下するはず。^^)v


うまく私の体の中の硬さと柔らかさのゾルとゲルが伝われば、
硬い圧の入りに抵抗を受けることは少なくなるでしょう。
股関節を外旋させると私のからだが安定して精度は高くなるが、
力による崩しに頼りそうだという懸念がありました。


実はこの話は合気道中国武術の書籍等にも書かれていました。
ですが揚先生の場合写真付きであることとキャッチコピーが解りやすく、
すぽっと内容が頭に入ってきました。
多謝です。m__m


股関節の内旋と外旋による崩しは高度な技でしょう。
身体的な条件もレベルアップされます。
今の私にはどこまで高度な技か推測できません。
できたらうれしいなという気持ちが先走ります。