私なりの基本書の選び方


購入した本から学習成果を高めたいのは人情。
本からより多くを学び自分を成長させたい。


■最も高い学習効果が期待できる5つのステップ


1.【本を読む】:耳や目から情報を入れる
2.【内容をまとめる】:頭の中でまとめて書く、あるいはワープロで打つ
3.【実際に操作する】:体験する
4.【質問をする】:三者によって内容を質問される
5.【試験を受ける】:重要なポイントはより記憶に残る


本を買うときには、
目的の専門書がある書店にいく、大型書店でもいい。
そして徹底的に同じ種類の本を立ち読みをします。


たとえば『腰痛』関係の書籍を探していて、
10冊あったらそのうちの最良の1冊を選ぶ。
その本をぼろぼろになるまで繰り返し読む。
マインドマップ状のノートをとりながら。


ちなみに私が一番初め買った腰痛の本は以下の本です。
書名:正しい腰痛のなおしかた : カリエ博士の腰痛ガイド
著者:レネ・カリエ; 荻島秀男
出版:医歯薬出版(1985)


この丁寧な読み方を経験すれば必ず意識が変わります。
他の腰痛について書かれた本をみたときもすっと頭に入る。
このときにさぁ〜っと斜め読みや同種の本の多読をしても、
頭に知識のポイントが飛び込んできてくれる。



丁寧な一冊の読みこなしをしなければどうなるでしょう?
本を手当たり次第買ってはいけないと思います。
「あっちではこう主張していてこっちではこういう」
ようなものなのです。。。
どこを見ても本当の解答などはなく仮説レベルです。
その仮説の確からしさの高いものを、
各著者が切り出して書いているから食い違って当然です。
歳月や研究成果により常識は塗り替えられるものです。
現在の通説は5年後どうなるでしょう?


そのようなものなのです。。。


多数の本をじっくりと見比べて立ち読みすれば、
それに気付きだすでしょう。
一貫性がないから迷いだす。


今、辛い思いをしているときには道に迷うのは辛い。
どこか知らない土地に行き道に迷い地図もない。
右往左往してもと来た道に戻ろうとしても、
今どこにいるかさえもわからない。
富士の樹海にさまようようです。
投げ出したくなりますよね。


書店めぐりをする時間をかけましょう。
買うまでに二度三度より良い本はないか探しましょう。


今の自分にちょうどいい分量。
偏りのないバランスのいい本。
画期的過ぎもせず、
学術敵過ぎもせず。
これを選べば役立つはずです。
よりどころになる基本書を、
バックボーンに備えましょう。


珠玉の一冊を見つけてください。
そこに手間隙を惜しまないこと。
費用と時間の節約になります。


ただ『問題集形式』や『ワークブック』の本でない限り、
試験を受けることはありません。
本の各章のまとめに「理解力テスト」があればいいのですが。
理解度を客観的に測れれば、
知識の定着と確認に役立つはずです。
僕にとって学生時代のテストは嫌なものでした。
ですが自分の成長にストレートに直結する分野のテストで、
他人のお仕着せでないものならば違います。