アメリカのお薬問題


日本では多くの薬が処方されることがあります。
副作用を抑える薬が処方される。
胃にあれができる薬の副作用があれば胃薬も処方するという形です。
慢性疾患を患い長期間投薬を余儀なくされている方の影響が大きいそうです。


ご近所の方が多くの薬をもらい、
肩を落とし歩いてました。
癌を長年にわたり患われている方で手術歴があります。
体調が悪いときには大変なことです。
ただ現代医療のお世話にならなければ、
命がなかったはずと感謝しておられます。

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アメリカ医師の教科書の『ドクターズルール』を読むと、
薬の取り扱いが日本との違いがあるようです。


たとえば...
・可能ならすべての薬を中止しなさい。
それが不可能なら、できるだけ多くの薬を中止しましょう。
・四種類以上の薬を飲んでいる患者は医学知識の及ばない危険な領域にいる。
・・・
・高齢者のほとんどは薬を中止することで体調が改善する。
とあります。


私が初めてこの情報を目にしたとき驚きました。
心中複雑でした。


投薬に変わる手当て手段を獲得するために、
アメリカでは民間医療を取り入れることで、
医療費コストを低減させていく計画が進んでいます。
政府予算も投入されています。
今後さまざまなアプローチを試行して、
成果・能力主義を満足する民間医療が振り分けられるでしょう。


だが短絡的に投薬がいけないというのは、
ケースバイケースを一絡げにした極論に思えます。
ケースバイケースで分けて誤解がないように話さない限り、
不用意にそのようなことは口にしたくはありません。
投薬以外のアプローチがない緊急時に、
投薬をやめよでは主旨に納得できませんから。。。


薬を飲みたくはないですが、
飲まざるを得ないときもあります。
「飲んだら大変なことになるんだ」との強迫観念は、
身体を硬直させて心身バランスを不安定にさせます。
そこにも問題があります。


自分の心を追い込むと実際に身体に悪影響がある分泌物が体内に出る。
だから自分の心はできる限り可愛がってあげて追い込んではいけない。
その工夫が大切です。


アメリカの医療現場では、
医師によるカウンセリングも柔軟に加点対象としているようです。
インフォームド・コンセントにより治療成果を向上させていく。
そのような試行錯誤しているのではないか、と述べられていました。