眼力の持ち味

今日、所ジョージさんの出演する番組で、
『一瞬にして絵がうまくなる方法』が紹介されていた。


この言葉を聞いてピンときちゃいました。
『脳の右側で描け』の愛読者ですから。


思った通り、
【逆さまになってスケッチしよう!】でした。


番組では「木彫りの熊」をはじめは普通に机の上においてスケッチ。
出来はキュビズム的なものもあった。
書き慣れない素人の絵の域は出ない。



次に体操着に着替えて、立って前かがみになり股ごしに「木彫りの熊」を観た。
すると先程とは違う。
縮尺度が正確でディテールもよく写し取っている。
すばらしい存在感と説得力を感じることができる。


まさに画期的な変化が現れた。


このとき脳の活動エリアを観る測定器をつけて、
普通に観てスケッチしたときと、
逆さまに観てスケッチしたときを計測。


すると...
普通に観たときは【左脳主体】。
逆さまに観たとき【右脳主体】。
脳の使っているエリア自体が違うんですね。


画家になると普通に観ているときも【右脳主体】でした。
さすがは職人です!


実はここで言いたかったのは次のことです。


左脳主体で物事を見つめると、
観た像に思い込みや偏見が入り込み
ディテールを脳が把握できないということ。
大雑把にざっくりと把握するのは左脳は得意。
だが左脳が先行して働けば、
目に映っても観察してない。
あなたにとっては観察できていない部分は、
存在していないのも同じ扱いなんです。。。


それがちょっと視点を変えるだけで、
すう〜っと脳に飛び込んできて偏見なく脳に入ってきます。
特別にゾーンに入ったりする必要もない。
ひっくり返して観察してみただけです。


でもひっくり返して観てみようとする人は少ない。
だから絵が苦手な人も多いのです。

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『眼力』を持つ人と持たない人。
『右脳で正確に見て取る』ことができるかどうかに関わる点があるでしょう。


眼力があれば、
事前に時代の先が読むことができる。
高い精度で読めれば時代に乗ることができます。


眼力があれば、
自分の現状や環境を読むことができます。


眼力があれば、
身体認識力が飛躍しますね。


「木彫りの熊」のスケッチで明らかです。
自分の体の今まで見えなかった箇所が見え出す。
見えなかった場所はあなたにとって、
存在しなかったも同じ扱いでした。


それが急に出現するのです。
驚きもせずそれを人は受け入れて絵を描きます。


そして出来あがった絵をみて、
初めて驚くのです!
何度も驚きワクワクしていれば、
画家のように普通に観ても右脳が始動して
眼力が発揮できるようになるのです。

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左脳主体では誤差だらけの絵しか描けない人が、
右脳が活かされれば情報を的確に収拾し処理できる。。。


ワークをするときも左側の脳が主体になりすぎているときは、
見落としが多い。
右脳が作動したとき自動的に数千ステップ以上モノ情報を、
瞬時に獲得し処理してアウトプットする『直感』が冴えるとき。
いい仕事ができたと、
後になって自分で驚きます。


もちろん左脳による獲得された知識も大切。
だが右脳と脳梁で結ばれて活きてくるもの。
そう考えて取り組むと『確かな眼力』にステップアップできるのでしょう。

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左脳主体であればあなたにとって、
存在しなかったも同じ扱いの場所。


まるでセンサーレスな肉体箇所ができてしまう。


そこに病の温床が存在することがあるんです。
そういわれて直感的にピンとくる方がいたら、
すばらしい勉強されている方です。


じゃあセンサーレスで存在認識が甘くなっていたところを、
感じ取れるようにすればいいんじゃない?


そう思い当たれば自身の身体の持つ可能性が、
広がりだして胸踊らせるでしょう!


絵がうまくかける以上のうれしい変化が、
身に備わっていたことに気づきますよ。


容易には信じていただけないほどの。。。です!!