パートナー選び

先日遠方の方からメールがきました。
東京にいるときにボディワイズでワークを受けておられたお客様です。


メール内容をかい摘んで言うと、


「今通っている整骨院の先生、
怒るそうです。
腕がいいという評判の治療院。
特殊な整体のやり方をしていて自腹診療なんですが、
その施術内容に質問をしようとすると電話口で怒鳴られました。
『うちを信用していないんだったらこなくていいよ〜、もう!』
といいます。
精神的な鬱に近い状況で突然そういわれてしまい、
ひどい目に遭いました」


といわれます。


独自の施術法なら質問しなければらわかるわけがない。
独自なんですから。


口コミでお客様が訪れるから説明しなくてもお客には困らない。


だから、
お客様が業者選定をしたいのに、
その見積もり引合をびしっと断る。


お客様の中には過去に数回治療院で悲しい思いをし、
猜疑心をもってアプローチしてしまう方がおられます。
でも猜疑心が度を越せば電話なんてわざわざかけません。
『微妙なところで思いが揺れているんだな』
というように電話口で伝わります。
ならばうちではそのようなことがないように努めているんです、
と説明すればいいのです。


電話始めからいい加減な感じの電話応対だったが、
投げ捨てるような言葉で治療院から電話をいきなり切られました。
そのときボディワイズの話を引合にだしたそうです。
それが気に食わなかったようです。
他の治療院等の話をされると、
そこ以上の成果を出そうと頑張る先生と、
比較するなんて無礼だという先生がいます。


あるフレーズが出てくると、
先生方が気分を害されるような禁句ってあるようです。。。

先生方が、
「大人ならば気をつかうべきだ」と言われるかもしれません。


でも...
TBSの「やってトーライ」平成の若者の非常識ぶりを売りにした番組を観れば
相手を変えるより自分が賢くなった方が利口だとすぐわかりますよね。
怒ったりするより、
電話をかけてくれたことに感謝する。


電話口に出た若者は、
自分の身体を治してくれるパートナーを求めているのです。
腰痛で本当につらかったのです。

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そしておかしな話ですよね。


家を買うときには見積引合書:RFPというものを業者を選定する側が、
必要な要件、納期、支払方法、結果によって生まれる成果物などを
明示した上で提出します。
ときには数社に提出して、
その見積もり内容を検討してどこに発注するかを決めます。
これが大切な一生にかかわる買い物をするときの「常識」です。


自信のある治療院であれば、
最終的にはうちにきてくれるだけの見積もり返答をする。
そして美辞麗句ではないが力強い誠意が感じられるはず。
『それが当たり前なんだよ』と自己開示するところが、
伸びていくと思います。


すべての要件を充たす完璧な治療院はありません。
制約条件を現実的に考えればわかるはずです。
治療院にもいくつかの条件や特徴がありますので、
その中から自分にとってのベストパートナーを選ぶ。
そのための時間を少しだけ割いて欲しかった。。。


身体は一生ものです。
そう先生も考えれば、
とりあえず怒って電話をガチャギリするのは御法度です。