カーナビ的ベストコーチング


数日前からボディワイズで働く関根は強い腰痛。
苦しい状態が続いています。


そのようなとき私は諭すようにひたすら『動かないように!』と言い続ける。
急性の腰痛は下手に動くと椎骨部分がずれて固まる事を知っているので。
この場合の椎骨のずれを作るのは脊椎を取り巻く縦靱帯の深層腱部分。
リカバリーするのがやっかいなところなのです。
その部分を再度緩めるときに、
今回感じた腰痛に似た症状も出てきやすい。


でも『諭すように』すると、
たいていうまくいきません。
自分はちょっとでも動ければ仕事をしたいのに、
それを第三者からセーブするようにと強制される。
そう感じた瞬間にこちらが意図したような行動がとられなくなります。


『私の方が物を知っているから従いなさい』的な指示は、
相手に居心地の悪さを感じさせて緊張させてしまいます。
説教されそうで痛いときに賜る説教ほどつらい事はない。
そのような雰囲気が微塵でも伝わるとダメなんです。。。


人は非難されそうなときは自己防衛本能が作動して、
身を守るために緊張するのです。
かなり強い追い詰められた状態。
自己防衛のために非難されれば戦うのです。
それを怒っちゃこじれるのです。


このようなとき参考にすべきベストコーチング機械があります。



カーナビ』です。^^;


カーナビのない車を乗っているとき。
一人で乗っているならばいいが、
誰か他のものと乗っていて不慣れな道を進むとき。
道を間違えてとんでもないところへ行くと険悪ムード。
同乗者は「なんで?」といいたい。
間違えた方はそう言われれば悔しい。
張りつめた緊張感。


それにまだたどり着くべき道がわかってない。。。


そんなときカーナビがあれば。
『100メートル前方交差点を右にまがります』
と教えてくれます。
もし運悪く右折に並ぶレーンに並べなかったとき。
『50メートル前方交差点を右にまがります』
というでしょう。
また間違えても、
『10メートル前方交差点を右にまがります』
・・・。
そして『目的地へ到着しました』。



カーナビのメッセージに従えば、
心理的なストレスが激減します。


常に相手にとって役立つメッセージを繰り返します。
そこに険悪な雰囲気や説教や非難は一切ないんです。


告げられるメッセージは、
常に利用者のことを考えた『前向き情報』。


カーナビに注意を促される心配もない。
罵倒される事もない。
カーナビにごめんなさいをいうこともない。
信頼できる情報に安心できているから、
『素直に指示に従う』んです。


諭す方も諭そうとするから緊張するんです。
諭そうとするときに摩擦が生じますからね。
諭さないでシンプルに位置をGPSで確認し、
常にここから目的地へのルートを教える。
その作業に徹する。


それができれば諭さなくていいんですよ。
心の波風をたてることが目的じゃないと、
自分が悟ればすむ。


そういうもののようです。


常に相手の位置を理解して、
相手のためになる情報を教える。


笑顔でそうされると相手も、
『素直に指示に従い出す』のです。


これをカーナビ的コーチンっていいます。^^;


幸せな道に進む方法を知っていて、
常に非難せず前向きにメッセージを送り続ける。
そのようなパートナーシップは確実に人を動かします。

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私もお客様との対応の仕方を、
賢く振る舞えるよう現在進行形で勉強しています。


このカーナビ的コーチング。
マスターしたいと思います。


特に体のつらい方と対面したときは、
人を諭すよりも悟るほうが賢い。
相手にも喜ばれます!