お客様の自助努力の結晶


昨日お客様よりメールをいただきました。


メール内容の一部をご紹介します。

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> ・・・以前おすすめされた腰の後ろを
> ふくらます呼吸法を会得?したからです。
> 息を吸うときに腰椎のひとつひとつの間に空気を入れるように伸ばし、
> 肋骨(特に背面の)を、ブラインドを開けるように広げると、
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すばらしいムーブメントを会得されたと感心しました。
一般の方がこの様子をお読みになられても(?)という感想かもしれません。
私の拙い説明でよくぞここまで!と、
感動を覚えます。^^;

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【呼吸について】

腰の後ろも腹式呼吸をするときは、
膨らませるものなのです。
腹部を前にポンポコリンさせればよいわけではありません。


男性で声楽をしているお客様がいて、
その方の呼吸はとても機能的でした。
腰の筋肉も緩ませてしまい、
腰の筋肉が後ろに膨らむようなイメージ。


とても理想的でした。


彼とはずっとお会いしていないもので、
現在も維持発展しておられるだろうか。
ちょっと興味あります。^^;

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腰へと息が溜められていれば、
腹部前側にも、
骨盤底側にも
横隔膜側にも、
自然に同量膨らみだすようにできています。


ですのでこの呼吸感覚が身についていた方が、
骨盤内部にきれいな球を描くことができます。
するとその球の中心に、
丹田という仮想の重心点を意識できるようになります。


腰部や臀部に筋硬化をつくらない分
脊髄神経に強い圧迫負担をかけなくてすむ。
この状態は精神的にも穏やかになれる姿勢。

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誤って腹を前に突き出す意識が強ければ、
腰椎の湾曲が大きくなります。
これでは腰骨だけでは上半身を支えられない。
すると腰の筋肉がガチガチになります。


腰が硬くなれば腹直筋も必ず硬くなる。
その間にはさまれている内臓も固まります。
内臓が固まれば横隔膜の上下運動もしづらくなる。


上述のように、
ひとつひとつ順番にどうなるか経路をたどれば、
体の操作ミスは体に影響が出ることが当然です。


人体は精密無比の機能を持つゆえに、
正しく使えれば高機能を発揮できますが、
誤用すれば機能発揮が抑制されるだけではありません。
体のパーツの耐用年数を短くするという特徴があります。


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私の体の使い方のレクチャーは、
アドバイスの多くは、
「こうやって立つといいですよ」とか
「呼吸はこんな感じで」などの概要情報がほとんどです。


このメールをいただきましたお客様は、
ご自身がいろいろ練習していく過程で、
私の説明を吟味して関連性を読み解かれたのでしょう。
いい感じに体の機能を引き出すよう工夫しております。


新しい動き方を理解するには、
このひたむきさが大切だと思います。


『自分の動き方はこれでいいんだ』と思えば、
新しい動き方を学ぶ妨げになります。


大切なのは自分の動き方に自分の限界を設けないこと。


人は自分でイメージできる通りの人間になります。
理想的な動き方をする自分像を希望があふれたイメージにすることからはじめること。


体の使い方も想像力を駆使して挑戦したとき得られます。


自分にとって最適な動き方は、
自分自身で見つけなくてはなりません。
人が押しつけたものではなくて、
自己決定したものではなりません。


この挑戦をするのはあなた。
私はその挑戦のサポート役。
サポート役のメッセージを受信する人は、
想像力を駆使した挑戦者がほとんどです。