顎関節関係のボディチェック


昨日、顎関節に痛みを感じている方がお見えになられました。
そろ〜りと噛まないと激しい痛みがでてしまうこともある、
大変な状況です。
首から上に出る症状は脳の神経に直接触るほどの
素早く強い痛みがでることを知っておりますから。


ボディワーク的にはどういうようなものか観てほしいとご要望をいただき、
お越しいただく運びになりました。
私と関根がとあるソーシャルネットワーク
お世話になっております方でスケジュールを調整させていただき
ボディチェックをさせていただきました。


体全体のバランスと筋肉の状態から見るのが得意な
ボディワーク屋さん的にみると、
顎関節をゆがませる原因がいくつか要因があるのですよ、
と説明させていただき理解していただくことが第一目標。
少しだけでもお役立ちできればと思いまして。。。


顎関節を取り巻く咀嚼筋の説明をするときに、
歯科医にて咀嚼筋の絵を見せていただき
説明を受けていているものと思っておりました。


ですがそのような説明はたまたまなかったようでした。


解剖模型のカタログを引っ張りだしてきて^^;、
咀嚼筋の関係図を見ていただきました。
咀嚼筋とは咬筋と側頭筋から成り立っています。
咬筋は頬にある筋肉で予想着きやすいでしょう。
ですが側頭筋も咀嚼筋の一部です。
一般の方はこの点を見過ごしやすいようです。
この筋肉に硬さがあることに気づかれました。


どうやら顎関節の関節部分が痛いんだけど、
それに関連する咀嚼筋全体が固まっている、
それも痛みが出ている右側よりも左側の咀嚼筋が
硬くなり過ぎている。
そして極端に動きが悪くなる。
そのためにどうにか動く右側のアゴを酷使する。
右顎の酷使により長期間強い負担をかけ続けて
現在の痛みが出ていそうだということを説明。


だから左顎周囲に付着する根強い咀嚼筋のしこりをとることが必要。
そして左首筋の奥にある強いしこりもとらないといけません。
そういうところに現状を打開するヒントがあるかもしれません、
という説明をボディチェック中にさせていただきました。


現在痛みが出ている右側の顎関節は不用意な刺激を与えられません。
既に腫れ上がった弱っている組織ですからとてももろいのです。
そこに刺激をできるだけ与えずに他の部分からのケアで改善をはかる。
そういう手だてが功を奏すようです。


他にも体全体のバランスの視点からも注意点をお伝えしました。


ボディワイズで継続的なワークを受けていただける体制が
整えられていない点がとても申し訳なく感じております。


もっと頑張らなければ・・・。
それなりにちゃんと頑張っているんですが、
どこかで踏ん切りを付けなければ・・・。

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最後に咀嚼筋を詳細にイラスト付きで紹介しているページをご紹介致します。
顎関節に不安がある方は一度チェックしてみてはいかがでしょう。


さあさんの秘密の小窓』(http://epstmlgy.ddo.jp/indexnews.html)
のなかのコンテンツ


【顎について】噛む筋肉
http://epstmlgy.ddo.jp/anatomy01.html